
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』をご覧になっていますか?「実はキレ者は秀吉ではなく秀長だった」という切り口で描かれているようで、草履を温めた逸話の言い訳を考えたのも秀吉ではなく秀長、てな感じ。面白いですね。
豊臣秀長は、和歌山城を築いた人物としても知られています。おそらくドラマでも、築城の手腕や采配ぶりが描かれることでしょう。 ドラマで楽しむだけでなく、自分の手で和歌山城を築けるのがプラモデルの醍醐味。城プラモといえば童友社。和歌山城も1/550スケールで販売されていますが、「JOYJOYコレクション 和歌山城」 「ゴールドシリーズ 和歌山城 」という2種類のキットがあります。しかも実売価格は「ゴールド」のほうが安いこともある様子。いったいどちらを選ぶべきか、比較してみましょう。

「ゴールド」版は、屋根部分のパーツに金メッキが施されています。それ以外は基本的に同一キット。実際の和歌山城の屋根や鯱が金製というわけではありませんが、金色はなんだか景気がよくて飾ったときの存在感があります。

メッキ以外の違いは芝生表現用のパウダーの色味くらいで、これは金メッキとのバランスを考えた仕様変更なのか、単なるロット差なのかは不明です。

このキットは最近主流のスナップフィット式ではありません。接着剤が必要です。壁の組み立てには支えがないので工夫が求められます。コクヨの「ひっつきむし」を土台にして仮止めし、流し込みタイプの接着剤を使うとうまくいきました。

屋根はかみ合わせがあまりよくない箇所があります。特にゴールドの場合はメッキを剥がさないと一般的なプラモデル用接着剤ではつけられません。セメダイン株式会社の「ハイグレード模型用」などの接着剤で貼り付けるのがオススメです。
とはいえ、室町時代の大工さんの苦労に比べれば、ずいぶん気楽なもの。……あれ、いつの間にか視点が秀長から現場の職人側に移ってしまいました。

指揮する側も、現場スタッフ側も、どちらの気分も味わえるのが城プラモの魅力。 ぜひとも歴史に思いを馳せながら、みなさんも和歌山城を築いてください。