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【ブックレビュー】また知らないワザがいっぱい詰まってる……!「キャラ×テク大全2 エアブラシ塗装の高次元テクニック編」でもっとエアブラシ塗装を楽しもう。

 「エアブラシ」は好きな色を、平滑に塗布することを得意としたツールです。実機のようなふんわりとした迷彩塗装やキレイなグラデーション塗装など、エアブラシならではの塗装が楽しめます。キャラクターモデルにおけるエアブラシ塗装のテクニックに関して、モデルアートはキャラ×テク大全として本を出していますが、さらに進んだ『キャラ×テク大全2 エアブラシ塗装の高次元テクニック編』が発売されました。

 前回はエアブラシまわりの装備や使い方など、基本的な部分を重視しつつ、現在使っている人もより良くエアブラシを使うためのワザを詰め込んだ内容でした。今回はさらに一歩進んだ考え方や面白い表現を目指そう、という内容になっています。

 たとえば不織布で覆ってから塗装すると、大理石風に仕上がる塗装。本書では蛇紋塗装と呼びますが、素材を変えたり目の細かさを変えることで、表現や仕上がった素材感が変わることを掲載。

 今回は「塗り重ねることで得られる効果」を扱うテーマも多いです。そのひとつの「キャンディ塗装」は、金属色の上からクリアー塗料を重ねることで美しいメタリック効果を得るものです。ここからがモデルアート社の本らしいところなんですが、下地のメタリックとクリアーレッドを何パターンも組み合わせて仕上がりをチェックしています。銀系とクリアーレッドなんてどれも同じじゃないの? って思うところを追求しているんです。

 グラデーション塗装についてもしっかり扱っています……が、こりゃまた凄い。えらいこっちゃな感じにグラデーションしています。

 剥がすことで下地を露出させ、錆びた表現などを見せる塗装。おなじみケープが上塗りをいい感じに定着させず剥がれる環境を作ります。剥がし方のポイントまで解説してくれるのがありがたい!

 で、私けんたろうも参加しています。ぜんぶメタリック塗料で30MFを作る、という内容。メタリックの下地に黒が良いのは塗り漏らしたときに結構誤魔化しが効くというのもあります。複雑な形状はけっこう塗ったつもりでも薄かったりすることがあるんですよね。

 今回金属色のこだわりは単なる銀を銀に見せないこと。こと印刷上でメタリック感が減じるので、混色や上塗りで金属感を高めつつ、カッコイイ白銀の30MFを作っています。

 同じく30MFでまた凄い表現に挑んだちいた氏とのリーベルvsローザンバトルも必見ですよ。正統派メタリックvs渋さのメタリック+発光表現。ふたりの技法をマスターすると30MFでより鎧っぽさをプラスするメタリックができるのではないでしょうか。それにしても参加した自分でも驚くいろいろなテクニックの数々、前回の基本とあわせてマスターすると、自分もさらに楽しくキャラクターモデルを作れそうだと感じる内容……。みなさんも一緒に本書を読み込んで、自分ならではのキャラクターモデルを作っていきましょう!

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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