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ハセガワ1/72スケール零戦シリーズに潜む「零戦Ver.1.5」のプラモ/零式艦上戦闘機 52型丙

 年始にハセガワの「1/72 零戦 52型」のプラモを組んで楽しかったので、バリエーションの「1/72 日本海軍 三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型丙」のキットを買ってきました。このキット、箱を開けたらびっくりで、ただのバリエーションキットと言う枠に収めてはならない内容に驚きました。やっぱりプラモは買って、箱を開けないとわかりませんね!

 52型丙という飛行機は、基本の零戦52型を改良した機体。両主翼の20mm機銃外側に13mm機銃が追加されて見て目も派手になります。プラモはそのパワーアップした姿を再現するために、新規の主翼や機銃のパーツが追加されています。

 52型丙の元になったキットは1994年ごろに発売された52型です。僕はバリエーションキットだからそれほど時期を経ずに52型丙も発売されたと思い込んでいたのですが、実は52型丙は2001年に発売されたミレニアム世代のプラモだったのです。そのため、新規に追加された主翼などパーツの成型が一段レベルの高いパーツになっています。つまりこれ、アップデートされた零戦52型ver.1.5のようなプラモなのです。

 まずは主翼。52型丙の特徴である13mm機銃が生えてくるスペースが確保されただけでなく、パネルラインの変化や、リベットの追加までされています。さすが新規パーツ!! 2枚比較した写真は、上が52型丙、下が52型のパーツです。

 翼下のパーツは全くの別物。上が52型で下が52型丙。丙の翼のモールドのシャキシャキ感が気持ち良いですね!! 追加されたリベットや脚庫内のモールドも美しいです。また爆弾装備を懸架するレールもワンパーツ内に表現されています。

 正直これだけのアップデートでもすごいのですが、カウルのパーツもしっかりとアップデート(左が52型、右が52型丙)。52型丙の前の強化タイプである52型乙の時に、機首部分に装備されている7.7mm機銃の右側を13mm機銃に強化しているので、右側の機銃口だけ大きくなっています。キットのパーツは、そのサイズ差を再現し、さらに舟形のモールド(僕は「零戦のばかうけ」と呼んでいます)内にリベットまでもが追加されています。カウルも細部までアップデートされているのです。

 ハセガワの52型と52型丙のキットの中身がここまでアップデートされていたなんて知りませんでした。ベースキット発売から7年の時を経て誕生したバリエーションキットは、メーカーのプラモ愛が詰まった素晴らしい物だったのです。ど定番でとってもお手頃価格で購入できますので、ぜひこの機会にハセガワの「1/72 日本海軍 三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型丙」を楽しんでください! それでは〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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