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あなたの塗装をアジャストする「色の分解図」は箱の側面にあり/海洋堂ARTPLA 鉄巨神 vs 邪神兵 レビュー

 固定モデルならではのパーツ分割で、その形状を楽しみながら、接着剤を使ってパーツを組み上げていく「海洋堂 アートプラ」。このプラモデルの組み立てをさらに楽しませてくれるのが、デザイナー・古賀学氏が手掛ける説明書です。そのおもしろさの源は以下の記事で読めますので、そちらをチェックしてください!

 僕はアートプラの箱側面に描かれた分解図が大好き。じつはこれ、説明書の分解図とは全く異なっています。各部がある程度組み上げられた状態の分解図なのです。そしてこの分解図こそ「色の分解図」なのです。アートプラは接着剤を使って組んでいくプラモデル。全部組み上げてから塗ってももちろん良いのですが、一部は塗ってから組んだ方が綺麗に仕上がる箇所もあります。その塗装への道を可視化し、塗る場所や手順をあれこれ説明するのではなく、分解図というヒントによってモデラーに提示しているのです。このヒントを読み解けば、あなただけの塗装プランをより早く導けるのです。

 こちらが箱側面の分解図。フレームが組み上がっています。そして外装や、外装につく細かなパーツはバラした状態で描かれています。エアブラシなどで塗装する時の持ち手に取り付けた状態を図示していると言っても過言ではありません。

 こちらは組み立て説明書。こうやってみると、箱サイドの図とは全く異なっているのがわかると思います。

 ガンプラや昨今のキャラクターモデルのような色ごとにパーツが分かれていて、組んだ後も分解できるような模型ではなく、組む・貼る・塗るの工程が混在し、いったきたりを繰り返すような固定モデルならではの配慮が箱側面に施されています。そしてこれは「正解」ではなく、あくまでもヒントであり、あなたの塗装に寄り添ってくれる道標なのです。この鉄巨神を塗装する際は、ぜひこの分解図をみてくださいね。それでは!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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