

いつでもどこでも手に入るクレオスのMr.カラーシリーズ。その中で定番ともいえる9番ゴールドは筆塗りでも活躍してくれます。今回はハセガワのランチアストラトスのホイールを例にこの9番ゴールドの筆塗りのポイントを紹介します。まず、下地としてブラックサーフェイサーを塗装しておきました。

次に9番ゴールドを筆塗りしていきます。まず1層目は塗料ビンをひたすらよく混ぜてから面相筆で塗りこんでいきました。この時点ではムラになっていても大丈夫です。1層目を塗ったら逸る気持ちを抑えて30分くらい乾かしましょう。この間に2層目を塗るためのプロセスが勝手に進行してくれます。

次が大事なポイントです。2層目を塗る際は乾かしている間にビンの底に沈んだゴールドの粒子を多く取るようにします。こうすると2層目でムラの無いゴールドに仕上げることができます。

ここでの素朴な疑問として「なぜ1層目から粒子を多く取らないのか?」と思われるでしょう。理由は簡単で、ゴールドの粒子が多いとそのぶん下地への塗料の食いつきが弱くなって、完成後に剝がれやすくなってしまうのです。そのため1層目は下地にしっかり食いつくよう瓶の底の粒子と上澄みのクリアー分をよく混ぜて筆塗りします。さらにこの1層目が食いつきの弱い2層目と下地を強固に結びつけてくれるのです。
2層目を塗っていくとこんな感じの金色が現れます。太めの面相筆の筆塗りでもムラの無いゴールドが得られます。

あとは細部を塗り分けてデカールを貼り、5倍くらいに薄めたタミヤのスミ入れ塗料ブラックをまぶして陰影を強調すればホイールの完成です。多少の金色のムラもスミ入れ塗料ブラックのおかげで目立たなくなります。

先述のポイントを抑えれば質感、発色、強度共に抜群な金色を手に入れることが可能です。ぜひ9番ゴールドをラインナップしましょう。