最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

あの川をさかのぼれ!『地獄の黙示録』でしかないプラモデル/タミヤ PBR31 Mk.II ピバー

 ノーヘルで頭にハチマキ、上裸にボディーアーマーをはおっただけ、胸をはだけながらの露出度高いマッシブなアニキがダブル機銃を掃射。それもサーチライトで照らしながらの昼夜問わない乱暴なスタイルで……。ま・さ・に、ベトナム戦争! 中学生の頃に洋画劇場やコミックスなどから摂取したイメージがまんまプラモになったのがタミヤ「アメリカ海軍 PBR31 Mk.II ピバー」。この回転機銃座を搭載した河川哨戒艇に親子で夢中になった今回です。

 『地獄の黙示録』でしかないアニキたち。舵を握るキャプテンこそ正装だけども、他3名のクルーの着崩し感は劇中そのもの。’91年発売のキットで今どきの3Dスキャン原型ではありませんが、その造形に野暮ったさは感じられません。’90年前後は洋画劇場でベトナム戦争映画がよく放映されていてちょっとしたブームだったような気が。父親が好んでお茶の間で観ていましたがミリタリーのカッコ良さに惹かれる反面、人間の生々しさに複雑な思いを抱いた覚えがあります。

KADOKAWA
¥3,355 (2026/05/23 08:09時点 | Amazon調べ)

 模型屋へ定期パトロールにいった際、ウチの6歳児が「つくってみたい!」と手にしたのがこの河川哨戒艇プラモ。背景おかまいなしにプリミティブなとこに刺さる「凄くカッコよい船」だったのでしょう。箱を開けると艇体がゴロッと鎮座しているのがまず目につきます。その他、艇体を構成するパーツはランナー2枚で収まっており、ニッパーを気楽に入れ始められました。あと、クリアパーツにはビール瓶があったりと規律がなっていない無頼な雰囲気がリアル。

 最近、息子がタミヤセメントの使い分けを理解して実践できるようになってきました。大半は緑ブタ(流し込みタイプ速乾)でドシドシ貼っていき、細かいパーツは白ブタ(通常角びん)のトロミで位置決めしてから緑ブタで速乾固定。まだ指先おぼつかない所はあるけど、自分でヤリきれる事が増えてきて楽しそう。古いキットであっても流し込みタイプ速乾でグングン組み上げていけるので気持ち良いばかり。

 息子をサポートしつつ、ブラウンウォーター・ネイビーが親子モデリングで完成。さっそく自宅浴槽で進水式です。フルハルの船模型はやっぱ水に浮かべたくなりますね。「形態は機能だ」論でいえば、実際の艇体を模したプラモデルなので絶対水に浮かんで進むハズ。親子で気が済みました。なお、このキットはウォータージェット推進を再現した水取入口があるので、そこはテープで目止めしておかないと浸水します。

 最後に。タミヤのミリタリーミニチュアシリーズにおいても特異なキットと思われるこのピバー。戦車や車両、大砲とは一風変わった組み味が新鮮でした。無塗装プラ成形色のまんまであっても、ペーパーで糊付けする星条旗がワンポイントとして強くてお気に入りです。気軽に手にとってもらいたいキットだなー。

関連記事