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巨大な飛行機を魅力的に見せてくれる「1/144スケール 飛行プラモ」で、ロングボディのハーキュリーズをこの手に!!

▲パッケージは大型機ならではのエンジェルフレア

 以前中国製のトイライクなC-130のプラモデルを取り上げましたが、今回も1/144のC-130のプラモです。韓国の模型メーカー、アカデミーから最近発売された「C-130J-30 スーパー・ハーキュリーズ」を組んでみましょ! 航空自衛隊が使っているC-130Hとは違い、バージョンアップされた最新型のハーキュリーズを立体化しています。外見的にはエンジンを新型に換装し、6枚プロペラを装備してますが、コクピット周りは最新鋭のシステムに変更したものがC-130J。これの胴長版がC-130J-30となります。

▲1/144スケールの飛行機模型らしく、程よいボリュームのランナー数
▲ランナータグには大きく「ミニクラフト」の刻印が!

 そうなのです。このキットはアカデミーオリジナルではなく、カナダのミニクラフトというメーカーの製品のOEMなのですねー。ミニクラフト製品は模型店で見かけなくはないですが、あんまり流通しておらず、この1/144のC-130もしばらく店頭から消えていた機体。この度アカデミーパッケージで流通が始まり、やっと購入する事が出来ました。まずは先行して自衛隊版のC-130Hが出て、今回のスーパーハーキュリーズに繋がっています。

▲スジボリはちょっと太いけどハッキリしてて嬉しい
▲スーパーハーキュリーズといえばこの不思議な形状のプロペラ

 1/72スケールとかになればこのプロペラもパーツ分割されていそうですが、このスケールなら一体成型のほうが強度的にも組み立て的にもラクですね。絶妙にウネった形状がユニークです。

▲1/144スケールとはいえ、大型輸送機。気持ちいいサイズ感です
▲通常胴体のC-130Hと比べてみるとこれだけ長い!!

 普段見慣れたC-130よりずいぶん長くなってるのが分かります。寸詰まり気味で可愛いバランスだったものがヌっと伸びた感じです。

▲翼の接着は強度不足ということもなく頑丈なのが嬉しい

 元を辿ればミニクラフトが2006年に新規開発したキットのため、キットとしてはそこまで新しいものではないのです。最新キットのようにバチピタでスラスラ組めるというわけでもないけど、ちゃんと順を追って丁寧に工作していけば問題はありません。

▲組み終わって飛ばしてみるのだ!!

 ランディングギアは基本は降りた状態での設計ですが、ちょこっと工作すれば閉めることも出来そう。ベースなどを用意して飛ばした状態でディスプレイしても映えそうですねー。

 キットには全6種類という多くのデカールが入っており、メインの米空軍3種に韓国空軍、イギリス空軍にオーストラリア空軍とバリエーション豊富。複数作って色違いを並べて楽しむ事も出来そうです。このハーキュリーズに限らずアカデミーパッケージのミニクラフト製品のラインナップも色々と待ち構えており、大型機としてはお手軽な1/144ヒコーキモケイ界隈が賑わう事間違いなしですね! めちゃくちゃ楽しみなので、ぜひみなさん一緒に作りましょう!

内藤あんものプロフィール

内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。

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