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青いイラストから可愛い「赤い車」のプラモが出てきたお話。「スムニェル 1/28スケール シュコダ ハブリット」

▲ヨドバシカメラの車模型コーナーに、ポンと置かれていたこの箱に心奪われました。チェコの車メーカー シュコダのプラモだ!

 青島文化教材社が展開している車模型「ザ・スナップキット」の海外版とも言えるプラモデルに出会うことができました。チェコのメーカー・スムニェルが発売している「シュコダ ハブリット(もしくはファヴォリット)」です。価格も手に取りやすい値段だったので、箱のかわいさに釣られて買って見ました。

▲赤いんかい!

 いきなり先制パンチをくらいました。青いイラストが描かれている箱から「赤いボディ」が登場したのです。やってくれるじゃない……これだからプラモデルってやめられないぜ……。ボディは一部ディテールとかは省略されていますが、箱絵に描かれたかっこいい乗用車の雰囲気をしっかりと形になっていると思います。

▲パーツ数もこれだけ!! KLIKLAKシステムってシールに書いてありますが、これは接着剤無しで組めるというものです。ホイールが白成型なの、グッドですね〜〜

 パーツをカットして、嵌め込むだけで組み立てられます。パーツ数もこれだけ。車の各所をリアルに表現していくのではなく、ハブリットですよ〜という外観の雰囲気を楽しめる車模型として開発されています。

▲箱の裏が説明書。ここでもボディは頑なに「青」。頑固者め! これを見るだけでシンプルな構成なのがわかりますよね
▲パーツのハマり具合も全くもって問題無し。手のひらに収まる感じがいいね〜

 ホイールとタイヤが少しだけゆるくて、気がつくと脱輪してますが、すぐに嵌め直しできるので問題無し。この写真の状態までマジで5分で行けます。

▲シールはおのれで切る!! 
▲ガラスは前から滑り込ませるのだ! 下から入れようとしたら全く入らなくて、悩みました

 説明書にはガラスパーツの取り付け方なんて記載されていないので、いつも作っている車模型のように、ボディの下から中へと取り付けようとしました。そうしたら全く入らないの! どうするんだ〜って知恵の輪のようにぐるぐる……。もしやと、正面から滑り込ませると「スイ〜って」入っていき、天井から生えている軸に「カチッ」てハマりました。パーツっていろんな取り付け方があるのね、と改めて教えられたのでした。

▲ええですやん! 超かわいい〜〜〜

 完成したらこの可愛さ。シュコダはチェコを代表する車メーカー。なので、自国で愛されている車を自国のメーカーが出した地産地消プラモなんですね。そういうプラモに出会えると、なんだか海の向こうの知らないアニキたちと握手できたような、ほっこりした感じに俺はなります。棚の上にちょこんと飾ると、本当に可愛かったので、買って良かったと思えるプラモでした。お店で見かけたら、ぜひ手にとってね! それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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