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半世紀の刻を超えて蘇る「カウンタック」の名前/アオシマのプラモデルで祝うアニバーサリー

 ランボルギーニのなかでも特別すぎるクルマ、カウンタックのデビューから50年。同じ名前を冠した最新のスーパーカーが112台だけ販売されました。昨年末にアオシマから送り出された「ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4」のプラモデルは、選ばれしオーナーだけのものではありません。ニッパーを持つすべての人達が50周年のお祝いに参加できます。

 このプラモデルのいちばんの見どころはキャビンと一体になったエンジンルームのパーツです。ドアの内張りとダッシュボードがフロアやシートとワンパーツになっていて、折り曲げることでバスタブのようなキャビンが組み上がる設計はアオシマの「ザ・スナップ キット」シリーズに共通するものですが、ミッドシップ縦置きのV12エンジンが(上面だけとは言え)再現されている特異なカタチになっています。

 特別なクルマのプラモデルを、特別な構造で再現する。しかも、少ないパーツとシンプルな組み立て工程で。日常ユースの乗用車を可愛く組み上げるのも楽しいものですが、プラモデルでしか拝めないような最新のスーパーカーを誰もが手軽に味わえる……という体験そのものが、かつてカウンタックを人気の絶頂に押し上げたスーパーカーブームの時代を(当時を知らなくとも)想像させてくれます。

 フロント/サイドのウインドウと一体化したクリアーパーツの後方はエンジンカバーを兼ねていて、すばらしい精度でカットされたステッカーを貼ればこのクルマを随所で彩る六角形の意匠の向こうにエンジンが覗きます。塗装で手に入れようと思えば熟達した技術が必要になるグロッシーな赤も、プラスチックのままでじゅうぶん見栄えよく、往時のスペシャルモデルを彷彿とさせる5穴のホイールも力強いゴールドで塗装済み。

 組むだけでこの仕上がり……と言うなら本シリーズのすべてのキットに当てはまりますが、同時に発売された「元祖カウンタック」たるLP400とのデザイン的な共通点と差異をじっくりと眺められるのはプラモデルならではの楽しみです。既発売のカラーバリエーションであるイエロー、ホワイトに加え、ブルー、グリーン、ブラックも発売を控えていますので、お好きな一色を選んで組みましょう。ものすごくクレバーな実車のスタイリングとプラモデルの設計に、きっとあなたもニヤリとするはずです。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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