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「動物のプラモデルを塗るためのガイドブック」があるんです。

 私は激怒した。必ずかの花紅柳緑なインコを再現せねばならぬと決意した。私には塗り方がわからぬ。私は塗装の素人である。というわけで我が家のアイドルのシロハラインコとおそろいになるように塗装をしたいと思いたち、以前ホビーショーで貰ったタミヤさんのカスモサウルスと海洋堂さんのティラノを塗ったわけなのですが中々難しい。戦車やロボはいろんな教本を読んだりしてなんとなく知識はありますが、動物はほとんど手探りです。持っている武器はドライブラシだけ。

 というわけで本屋さんで見つけて買ってきました。モデルアートさんの「アニマル塗装テクニックガイド」。AKラーニングシリーズという事で海外の翻訳本ですね。本を読めばできるようになるわけではないですけど、やりかたを知っているのと知らないのでは少し違いますからね。ドライブラシひとつ装備の今よりは前進できることでしょう。

 まずは、発売されている模型のページ。タミヤの定番ともいえる動物セット(今度の新作も楽しみですね)や恐竜セットのほかにもミニアートの鳩や果てはエデュアルドのエッチングの蜘蛛の巣!世にはこれほどの動物模型があるのかとワクワクさせてくれます。

 そして是非見てほしい、この目のページ!黒く塗った目にハイライトひとつ入れて頑張ったな!と自分を褒めていた私ですが動物の目はかくも千差万別なのだと改めて感じます。実際こう塗れるかというのはまた別として、どのような目であるかを知ってできる限りの塗装をしようとするというのは楽しそうです。瞼瞳孔白目に目尻。ほんのちょっと表現してみようかなという気にさせられますね。

 その後は各々の動物について塗り方をレクチャーしてくれます。馬、キリン、シマウマ、ティラノ、象、オランウータンにゴリラ。沢山の種類の動物を実際に塗りながらテクニックを教えてくれます。いやぁ塗りたくなりますね。大満足の一冊です。何も知らずにただ走るより、知識というセリヌンティウスを信じて走った方がきっと良い結果が出るようになることでしょう。

いちのプロフィール

いち

16の頃に別れたプラモデルと36で再会した82年生まれ。

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