先日、タミヤの1/72スケールスピットファイアを楽しく筆塗りしました。完成して「うれしいな〜」なんて眺めていると、やっぱり「アニキが欲しい……人を添えたい」という欲求が高まってきました。模型って人を添えるだけで、景色ができるから、僕は人の模型を隣に置くのが好きなのです。
そんな気持ちで秋葉原ラジオ会館のボークスを歩いていると、懐かしいプラモに出会いました。「ハセガワ 1/72 W.W.II パイロットフィギュアセット(日本・ドイツ・アメリカ/イギリス)」です。1998年に発売されたプラモになります。
コクピットに座っているフィギュアではなく、飛行機の傍に添えるプラモというのも良いです。座っている状態で人馬一体な雰囲気も良いですが、人の姿がはっきり見えるとより「情景」になります。そのため、いつもとはちょっと違った景色が簡単に飛行機模型で作り出せます。
1/72スケールの人ですから、とても小さいです。でも造形の雰囲気は良いし、むしろこういったサイズはそれなりの仕上がりのもので良いのですよ。添えられることの大事さ、役者が居てくれることの大事さってのがあるんですよね。
みんながみんなパイロットが欲しいなんてことはないと思いますが、僕はやっぱり欲しい。別に地面を作って情景を作るなんてことはしなくても、木のベースに飛行機と一緒にポンと添えるだけでも全く違って見えるはずです。ハセガワの「 1/72 W.W.II パイロットフィギュアセット(日本・ドイツ・アメリカ/イギリス)」、ぜひ模型店で見つけたら飛行機模型と一緒に買ってきて、お隣に添えてください。いつもより飛行機模型が輝いて見えると思います。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)