フランス独自の最新車両を、当時のタミヤフランス人スタッフが成し遂げた実車取材に基づいて開発されたスーパープラモデル!! それがタミヤの戦車模型「1/35 ミリタリーミニチュア」でラインナップされている現用戦車の中でも屈指の完成度で、多くの人にオススメしたい「フランス主力戦車 ルクレール シリーズ2」です。
このルクレールの車体でまず見てほしいのは、美しい滑り止めとこだわりの足回り。足回りなんてサイドスカートアーマーでほとんど見えなくなっちゃうのに、中がすごいのよ!! 早速見て行きましょう。
増加装甲ってプラモ好きの夢でもありますよね。第二次世界大戦では板や網だったものが、現代ではスラットアーマー、爆発反応装甲などなどさまざまなものが登場しています。現用戦車のプラモはそう言った装甲のある無し、違う装甲を取り付けているなどでバリエーションが展開もされたりするほど重要です。ルクレールは交換可能なモジュラー装甲が採用されていて、キットでもその一端を組みながら楽しめる箇所(主に砲塔、次の記事でお見せしますね)があります。モジュラー装甲とは、戦車の基本構造の上に複合装甲や中空装甲のモジュラーを装着したもの。被弾した際にその部分だけ交換して、短期間で戦線に復帰することが可能です。しかも、新装甲が誕生した際にも、このシステムなら装甲を取り替えるだけで良いので、即座にバージョンアップもできるみたいです。すごいですね〜。
細かな足回りができ上がると、あっという間に車体の形が見えてきます。現代の西側諸国の戦車はこのように、無駄のないデザインが多いです。箱みたいでなんだか寂しいなぁっと思う人もいるかも知れません。しかし、表面のディテールなどは見どころ満載で、実際に立体にして手に取るとワクワクするもんです。
車体や足回りだけでもドキドキワクワクがいっぱいの傑作プラモ「タミヤ フランス主力戦車 ルクレール シリーズ2」。ドイツやイギリス、アメリカの車両とかに比べるとちょっと馴染みが薄いフランス戦車をとっても丁寧に開発してる、タミヤミリタリーミニチュアのエスプリが形になっているスーパーな戦車模型です。ぜひ作ってくださいね!!! 次回は砲塔のかっこよさをお届けします。またね〜。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)