タミヤの1/700スケール 日本軽巡洋艦 鬼怒を週末モデリングで楽しんだフミテシ。最終章となる今回は、フネモケイ最後の仕上げ「リタッチ」。これは塗料が塗り切れてない箇所などを、筆でチョンチョンと塗ってあげる仕上げの工程です。僕は船のグレーを缶スプレーで塗装しました。ですので、リタッチには缶スプレーで使った塗料がベストになります。さぁ、缶スプレーから塗料だけをお引越しさせてみましょう!! 仕事きっちり&まごころで行きますよ。
缶スプレーから塗料を引っ越しさせる先の定番が「紙コップ」。紙コップの中にスプレーを吹いて、たまった塗料を使用するのです。そのまま吹くと吹き返しで周囲に塗料が舞って、まぁまぁ大変。でも曲がりストローを使用するだけで、一気に快適にしかも適量を缶スプレーから取り出すことができます。
塗料を移すと、缶スプレーの中にあったガスのせいで、ぶくぶくと泡立ちます。この泡立ちが完全に落ち着いたら使用します。
缶スプレー塗装、リノリウム甲板をお手軽染め塗り、缶スプレーから塗料を移した色ブレのないリタッチのおかげで週末余裕で鬼怒が完成しました。特にシタデルカラー コントラストの染め塗りはフネモケイとの相性が抜群で、一気に製作スピードを上げてくれた大きな要因にもなりました。ぜひ全3回を通してお届けした記事を参考に、フネモケイを作ってください。フネモケイも箱の中のままでも十分にかっこいいです。濃密に作る楽しさとは別に、キットのまま作ってみるのも楽しいので、ぜひフネモケイ作ってください。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)