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シタデルカラーだけじゃない!プラモデル用塗料に効きまくる「眺めのチューニング」。

 プラモデルをスイスイ作れるようになりたければ、ボトルに色を塗ったドクロを貼りましょう。いきなり何の話かって?

 白系の下地にバシャっと筆塗りすれば一発でキレイに発色し、かつ陰影までついてしまう水性塗料「シタデルコントラスト」。ちょっと高いですが、かな~り便利なので全色揃えてしまいました。が、欠点がひとつだけ。ボトルの色と、塗装後の色がかな~り違う色がいくつかあって、色の選定に結構迷うのです。

 特に上の写真の紫系なんて、何の参考もなしにボトルの色から出来上がりを想定するのは至難の業。しかし、コーン神の天啓がありましてね、解決しました。カラーサンプルを直接ボトルに貼りつけてしまえばいいのですわ。そしてシタデルカラーにはズバリこれ。髑髏です。フタのテッペンに付いているのがそうです。

▲シタデルスカルです。

 シタデルカラーはもともとミニチュアゲーム「ウォーハンマー」などのミニチュアを塗る為に開発された塗料。そんなウォーハンマーの世界ですが、登場人物はみんな狂ったように果たし合いしかしないので、世界はありとあらゆる種族の髑髏だらけであり、そんな髑髏は代表的な装飾品のひとつなのです。いや、本当に。そんな髑髏を詰め合わせたキットがこちらです。殺伐。で、これに普段使う白のサーフェイサーをランナーごとスプレーし、1個ずつシタデルコントラストで塗装します。

▲ランナーの中には、人類の髑髏だけがズラッと並んだものがあります。

  接着には剥がしたい時に剥がせる「セメダインBBX」が便利です。接地面が小さいので、多めに塗るのが吉です。

▲塗料が乾いたらニッパーで切り離し、フタのテッペンに接着。これで完成です。

 やってることはかなり地味ですが、塗料を選定する時にはこの髑髏カラーサンプルがかなり効果的で、小さくても実際に塗りあがったモノが目に入ることで、ボトルの色に惑わされずに欲しい色を的確にチョイスすることができるようになりました。それに髑髏をカラーサンプルにした事で、シタデルコントラスト特有の凹凸による色の違いがある程度判別可能になったのもメリットです。

 テッペンに髑髏を置いたことで若干フタが締めづらくなったのはデメリットと言えましょうが、何より抜群にファニーな雰囲気になったので私はいっこうに構いません。

▲こちらの収納もオススメ。無印良品「アクリルボトルスタンド3段」

 このスタンド、見栄えもよいし、視認もしやすいし、取り出しやすさも上々です。何より1段にシタデルカラーが5色ドンピシャで入るのがいい感じ。3段といいつつ4段目として使える最上段は7個までシタデルカラーを置くことができるので、スタンド1台につき22個まで収納できます。

 私はこれ3台でシタデルコントラストを全部収納してからというもの、この塗料の虹を眺めるだけで塗装のモチベーションが不思議と湧くようになりました。塗料の眺めの整理、大事です。

ハイパーアジアのプロフィール

ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。

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