夏の思い出をプラモデルに閉じ込める。「フジミ 二式艦上偵察機/彗星12型/12型戌」

▲見たら作る!! とっても良い事ですよね。あなたの夏の思い出を見せて!!!

 今年の夏、プラモが作りたくなるものを見たり触れたりしましたか? そんな経験をしていたらぜひプラモで残しましょう。
 今年は昨年よりも行動できたし、いろいろ見た気がします。とくに、久しぶりに訪れた靖国神社内にある「遊就館」の展示は、プラモが作りたくなるテンションにさせてくれました。太平洋戦争の兵器展示が有名ですが、遊就館は古来の武具も展示する施設なので、各年代ごとにさまざまな武具を見ることができます。ここで見た鎌倉時代の大鎧は、皆さんも見ると間違いなく「PLAMAX 鎌倉時代の鎧武者」を塗りたくなります。そして僕は塗りました!

▲このプラモも夏の思い出の結晶。組んでも塗っても本当に楽しいプラモですよ!!

 遊就館はエントランスには零戦がいますので、そこでまずテンションが上がります。中に入るともう一機存在感を放っているのが「彗星」です。戦闘機とは異なる艦上爆撃機の迫力を直に体感することができます。昭和47年(1972年)に中部太平洋西カロリン諸島ヤップ島の旧滑走路脇のジャングルで遠藤信彦氏によって発見され、昭和55年(1980年)に日本へ里帰り。陸上自衛隊木更津基地で飛行機研究科田中祥一氏をリーダーとして復元され、翌昭和56年(1981年)4月5日に靖国神社に奉納されました。

 こうやって見ちゃうと、作りたくなるのがモデラーってもの。そこでセレクトしたのがフジミ模型の「二式艦上偵察機/彗星12型/彗星12型戌」のプラモデル。彗星と、彗星の試作機である十三試艦上爆撃機を元に偵察機に改造した二式艦上偵察機を、パーツ選択で作ることができます。バリエーションパーツがたくさん入っていて、ひと箱で様々な味が楽しめるプラモデルです。

▲パッケージイラストがかっこいいのよ~
▲キットの彗星12型は水冷エンジンが特徴ですが、このキットには同メーカーの彗星43型の空冷エンジンのパーツも入っていたりします。爆弾や機銃、増槽などのアクセサリーも入ってますよ
▲キャノピーが3つも入っています。二式艦上偵察機用(彗星43型のパーツを使用)、12型、12型の夜戦用の斜め機銃を付けることができるタイプです
▲さりげないアドバイスが嬉しい~~。確かにちらりと見えたりするんですよね
▲コクピットは1分で完成してしまうほどシンプル!! やったぜ

 キット構成はとってもシンプルなので、難しいパーツの取り付けはありません。現地で見た感動を持って帰ったその日に形にできるほどサクッと組み立てることができます。

▲なんだかメザシのような胴体ですが……
▲水冷エンジンらしいシュッとしたフォルムの機首を合体させると……
▲彗星になっちゃう!! プラモデルってそのモチーフを象徴するアイコン、大トロを取り付ける瞬間が最高に気持ち良いですよね

 このプラモの最高なところは、脚の収納展開を選択できるんです。博物館で駐機状態を堪能したので、楽もしたいし彗星が飛んでいる姿を楽しみたいので脚を収納してブンドドすることにしました!! 飛行機模型は脚を作らないと、一気に完成スピードが上がります。

▲真珠湾で活躍した3機(零戦、九七艦上攻撃、九九艦上爆撃)とは全く違う味の日本機!! 
▲プラのパーツはうねりなどもなくシュッとしているから、復元されたものよりもスマートに見えますね(二式艦上偵察機で組んでみました)

 見てきた感動をすぐにカタチに封じ込められる……。プラモデルって本当に最高の趣味だと思うんですよ。博物館だけじゃなく、映画やアニメ、漫画、小説など様々な感動を僕たちは自然とプラモデルの中にすっと収めているんですよね。あ~、プラモって本当に楽しいな。

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。