水だけで塗装できるシタデルカラーは、伸びも良くてガンプラの細部塗装にぴったり!! 特に『アドバンスオブゼータ』に登場するモビルスーツのように、挿し色がたくさん入るモチーフを塗る時にとっても力になってくれます。
前回、バイオレットにぴったりな色として「ナーガロス・ナイト」をご紹介。その時に「一緒に塗られているオレンジは何を使っているんですか?」という声を多数いただきました!! このオレンジもバイオレット、シタデルカラーなんです。その名も「トロールスレイヤー・オレンジ」!!! 鮮やかできれいなオレンジです。
シタデルカラーは色の他に、特性でジャンルが分かれているのが特徴です。「LAYER(レイヤー)」と書かれて青いリボンが付いている物は、隠ぺい力は控え目で、下の色を透かしてグラデーション効果を発揮できるように調整されています。レイヤーカラーは1撃で発色はしないので、数回に分けて塗り重ねると良いです。レイヤーカラーをガンプラで使用する時の3つのポイントをまとめてみました。
1/成型色を活かす場合。塗料の食いつきを良くするためにヤスリをかけておく。またはつや消しスプレーを吹く。
2/サーフェイサーなどの下地塗料を吹いておくと定着しやすい。
3/隠ぺい力が少し弱いので、完全乾燥後にもう一度塗るという工程を2~3回行うと綺麗に塗れる。
バイオレットで使用した「ナーガロス・ナイト」は「BASE(ベース)」というとっても隠ぺい力の強い種類のシタデルカラーに属する色です。レイヤーカラーは一撃で発色させようとすると厚ぼったくなるので、気を付けてください。
細部塗装をマスキングして塗り分けようとすると、とっても大変な時があります。そんな時、シタデルカラーなら、すい~っと筆塗りで解決してくれることが多いです。全体塗装も良いですが、ガンプラではこのような細部塗装にめちゃくちゃ効果的です。僕もシタデルカラーでいろんなガンプラを塗っているので、今後オススメのカラーをご紹介していきますね!! 次回のテクニックは、さらにシタデルカラーでの細部塗装を気軽に楽しめるようになる「お手軽修正」をご紹介します!!! お楽しみに~~。
1989年生まれ。模型ホビーを愛してやまない雑食ライター。ステイホーム期間をきっかけにラジコンカーにはまり気味。