みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

お手持ちのシタデルカラーをエアブラシで塗りたいあなたへ贈るオススメの割り方。

▲いつも筆塗りで使っているシタデルカラーでエアブラシ塗装がしてみたい!

 無臭&とっても強い隠ぺい力と伸びで、筆塗りが楽しく塗れるシタデルカラー。この塗料、もちろんエアブラシ塗装でも楽しめます。最初からエアブラシ塗装に適した濃度になっている「シタデルエアー」と言うものがありますが、通常のシタデルカラーでも水で薄めるだけでもエアブラシ塗装を楽しむことができますよ。今回は、お手持ちのシタデルカラーで水で薄めるよりも、めちゃくちゃ快適にエアブラシ塗装ができるようになる方法をご紹介します。

▲シタデルカラーは匂いは気になりませんので、飛沫を受けとめる簡易的なブースを用意するだけでOKです。でも換気はしながら塗装しようね。念のため

 シタデルカラーのエアブラシ塗装に、実は「ファレホ」がとっても役に立ちます。以前ご紹介した、ファレホのエアブラシ塗装が快適になる秘密の配合「ファレホエアブラシシンナーとファレホ フローインプルーバー」をここでも活用できるのです! シンナー5:インプルーバー1の割合で混ぜたうすめ液で、シタデルカラーを薄めてください。

▲配合したうすめ液に関しては、こちらの記事で詳細をどうぞ
▲シタデルカラーも乾燥が早いので、エアブラシ塗装時にニードルに塗料が固まってつまりを発生することがあります。それを緩和させ、かつ滑らかな塗面にできるのが「ファレホシンナー+フローインプルーバー」を配合させたうすめ液なのです
▲シタデルカラーをエアブラシで使ったら、すぐ無くなってしまうのでは? と思う方。安心してください。2年くらい使っても1本使い終わりません。筆でとった塗料を直接カップに入れます
▲先ほどのうすめ液を3滴ほど入れます。薄すぎると色が弾かれたりしますので、ちょっと濃い目なくらいで良いです
▲うすめ液の濃度は、ラッカー塗料を薄める感覚とは異なるので、スプーンなどに吹いて、自分のベストを見つけてください。何度も言いますが「ちょい濃いめ」がポイントです。それを高めの圧力で吹いてください
▲「PLAMAX 鎌倉時代の鎧武者」の鎧のパーツ。超ハイディテールなパーツは、エアブラシ塗装でさっと塗料を吹き付けるだけで、花が咲いたように美しくなります!
▲塗ったそばから黒下地に赤が発色!!! さすがシタデルカラーだ!! うすめ液によって塗料の詰まりもありません
▲コーンレッドをこんなに滑らかに塗装することができました! 使用した塗料の量も微量。このディテールを筆で塗り込んでいくよりも省エネです

 エアブラシ塗装になってもシタデルカラーの特性は損なわれておらず、むしろ塗料の滑らかさや隠ぺい力の強さがより良い効果をもたらしてくれています。この方法で、メインカラーをエアブラシで塗って、細部を筆塗りで塗るなんてことをすれば、とってもかっこよくかつエアブラシと筆塗りの行ったり来たりもスムーズに楽しめそうです。
 ファレホとシタデルカラーの仲良しな使い方で、ぜひあなたのお手持ちのシタデルカラーをエアブラシで楽しんでください! 塗装の世界がまた広がりますよ。

▲お掃除もラクラク!! 使い終わった塗料をペーパータオルで拭き取ります(塗料の作り置きは、分離するのでオススメしません)
▲カップに水を注いで
▲うがいすれば大体の汚れは落ちます。塗った直後なら、これだけでOKです!
▲その日の締めのお掃除には、こちらファレホエアブラシクリーナーを使用しましょう。ほとんど匂いもせず、キレイにファレホやシタデルといったエマルジョン系塗料を落としてくれます
むっちょのプロフィール

むっちょ

平成2年生まれ。水性アクリルボーイ。ボーイと名乗るには厳しい年齢になりだしている。模型の他にゲームも大好き。

関連記事