プラモの筆塗りで超オススメな筆が穂先の丸い「フィルバート」。広い面をぺたぺたと塗っていくべた塗りがスイスイ進む1本です。特徴的な丸い筆先の形状により、筆ムラと塗料溜まりが抑えられ、広い面をキレイに塗ることができます。
先日友人から「フィルバート筆なら、これをぜひ使ってみてよ!」と薦めてもらった1本があり、実際に買ってみました。その筆が「ラファエル コリンスキー フィルバート」です。
ラファエルは、1793年にフランスで誕生し、現在は世界最大のブラシ専門メーカーとなっています。ピカソやセザンヌなどもラファエルの筆を愛用していたそうです。その背景だけでも激アツで、僕は使ってみたくなってしまったのです。
天然毛ならではの柔らかさがありながら、絶妙なコシ……。跳ね返りが強すぎないので、曲面にもす~っと軽い力で馴染んでいきます。細かいタッチでも、長いストロークでも……あなたの好きな塗り方のほとんどに応えてくれますよ!!
塗料含みが絶妙で、薄めの塗料もしっかりと筆の中でキープしてくれます。このヘルキャットのように、ネイビーブルーの色味を微妙に変えながら、薄く塗り重ねていくグラデーション塗装も凄くやりやすいです。
化学繊維のフィルバートでもすごく塗りやすいのですが、このラファエルのコリンスキー フィルバートはちょっと次元が違いました。この筆と出会ってから、1個塗り上げるたびにできることが増えてきている気がして、自分なりの成功体験の連続を味わっています。筆塗りがさらに楽しくなるラファエルのコリンスキー フィルバート、超マストバイですよ!!!! 俺は一生の相棒にします。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)