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ピカソやセザンヌにも愛された「ラファエル」のフィルバート筆が、あなたの一生の相棒になる!!

▲もう、この筆が無い模型生活は考えられません。いちど使ったら、絶対に手放せません!

 プラモの筆塗りで超オススメな筆が穂先の丸い「フィルバート」。広い面をぺたぺたと塗っていくべた塗りがスイスイ進む1本です。特徴的な丸い筆先の形状により、筆ムラと塗料溜まりが抑えられ、広い面をキレイに塗ることができます。

▲フィルバート筆については、こちらをチェックだぜ!!!

 先日友人から「フィルバート筆なら、これをぜひ使ってみてよ!」と薦めてもらった1本があり、実際に買ってみました。その筆が「ラファエル コリンスキー フィルバート」です。
 ラファエルは、1793年にフランスで誕生し、現在は世界最大のブラシ専門メーカーとなっています。ピカソやセザンヌなどもラファエルの筆を愛用していたそうです。その背景だけでも激アツで、僕は使ってみたくなってしまったのです。

▲これです!!! ラファエル フィルバート コリンスキー。獣毛筆の最高峰であるコリンスキーの毛が使われています

 天然毛ならではの柔らかさがありながら、絶妙なコシ……。跳ね返りが強すぎないので、曲面にもす~っと軽い力で馴染んでいきます。細かいタッチでも、長いストロークでも……あなたの好きな塗り方のほとんどに応えてくれますよ!!

▲先日完成したヘルキャット。キャノピー以外はすべてこの筆1本で塗っています

 塗料含みが絶妙で、薄めの塗料もしっかりと筆の中でキープしてくれます。このヘルキャットのように、ネイビーブルーの色味を微妙に変えながら、薄く塗り重ねていくグラデーション塗装も凄くやりやすいです。

▲瓶入りの水性サーフェイサーと水性ホビーカラーのパープルを混ぜた、筆塗り水性サーフェイサーを塗装。このフィルバート筆なら、下地も丁寧に塗ることができます
▲筆でも塗れる水性サーフェイサーのレシピは、こちらの記事からどうぞ
▲1度塗りで、サクッと塗れます。筆の性能が素晴らしいので、僕のようなちょっと厚塗りをしてしまう癖がある人でもコントロールしやすいです。
▲こんな迷彩の塗り潰しは、フィルバートの独壇場(迷彩の縁取りだけは細い面相筆で描いています)。迷彩のキワのボケ味もつけやすいですよ
▲何にも考えずに、ぺたぺたと塗っているだけでいい感じに仕上がります!!

 化学繊維のフィルバートでもすごく塗りやすいのですが、このラファエルのコリンスキー フィルバートはちょっと次元が違いました。この筆と出会ってから、1個塗り上げるたびにできることが増えてきている気がして、自分なりの成功体験の連続を味わっています。筆塗りがさらに楽しくなるラファエルのコリンスキー フィルバート、超マストバイですよ!!!! 俺は一生の相棒にします。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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