プラモのスペシャルパーツの代表「メッキパーツ」。塗装ではなかなか得ることができないピカピカな輝きを表現したパーツでゴージャスであります! 今回はそんなメッキパーツの輝きを、一部だけあえて落としてみます。「そんなことをしたらメッキの意味が無いじゃないか!!!」って思うかもしれません。しかし、ツヤのコントロールをするだけで、メッキを落として再塗装するよりもお手軽に、まるでメッキを落として一部再塗装したかのような表現をすることができます(メッキパーツというものは、上から塗料を塗ると定着しにくく、塗装したい場合は専用のマテリアルや技法でメッキを落とす必要があります)。
メッキパーツを塗装するとなると、メッキを落とさなければなりません。とってもめんどくさい。しかし、メッキを落とさずにツヤだけを消すことで、まるで金属色で塗装したような雰囲気になるのでは……?「銀メッキのツヤ消し」なら銀やグレーで塗装されている感じになりそうな予感!
メッキパーツにそのままつや消しスプレーを塗っても大丈夫なのか!? 初の試みなのでドキドキです。それでは、プラミアムトップコート~~~レディ~~~Gooooo!!!
ツヤを消すだけで、ひとつのパーツに「メッキの銀と渋い銀」という2つの質感が生まれました! 銀や金のメッキを落として、塗装し直すだけでなく「あえて一部のツヤだけ落とす」という技法も、メッキパーツを活かした楽しい表現のひとつだと思います。お手軽にメリハリが出て、メッキを残した部分の主張がさらに激しくなるのでとてもオススメです!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)