みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

プラモにチョイ足しゴールドは「エナメル筆塗り」で攻略せよ!

 SDW HEROES、とうとう全アイテム買ってしまいました。カッコいいんだもん。「サクッと組んでシール貼って楽しい」もできれば、「筆でちまちまと塗り分けてアドレナリン全開!」も可能なんですけど、白地にゴールドとかクリアーパーツにゴールドが入る……みたいなデザインのキャラクターは塗装したくなってもなかなか攻略法が思いつかないのが事実。しかしシリーズ最後にして最強のアイテム、「斉天大聖悟空インパルスガンダム-闘戦勝仏-」のめっちゃカッコいい完成品が欲しいっ!はい、みんなタミヤのエナメル塗料を買おう。

▲クリアーパーツが本当にキレイで、このシリーズはほとんどクリアーパーツを買っていたのに等しい。
▲問題は白いパーツに入るゴールドの装飾。プラスチックの白を活かしてそのままゴールドだけ塗りたい。どうやって?

 細かい装飾を塗り分けたくてもマスキングは面倒だし水性塗料をいきなりプラスチックに塗っても弾かれそうだし、ラッカー塗料やマーカーではどこまで細密に塗れるか自信がない……と思っているそこのあなた!オレもそうでしたがタミヤエナメルのチタンゴールドはホントに勝利のカギなので一本持っておくといいです。ガンプラに限らず、ありとあらゆる「金のチョイ塗り」が億劫じゃなくなるので。

▲これね

 使い方は「筆にとっていきなりプラスチックパーツに塗る」です。エナメル系塗料の利点はずばり「粒子がめっちゃ細かい」「乾燥が比較的遅いので塗料の伸びが信じられないほど良い」「はみ出したら拭き取るのも簡単」の3つ。ツヤ感、金属感も他の種類の塗料に比べてバツグンに良いです。筆を洗ったり塗料の濃さを調整するのにはエナメル溶剤 X-20を用意しておくのがマスト。少ない量から買えるので、まずはこれをゲットだ。

▲エナメル塗料はプラスチック地にいきなり塗れる。乾燥はちょっと遅いけど、本当にキレイな面ができるよ!

 こんな細かいところ筆で塗れるかい!と思った人は、2つの神器を手に入れましょう。タミヤのモデリングブラシPRO II(小)とヘッドルーペです。私だってそんなに器用な方じゃないですが、上記ふたつのおかげで相当細かいものでも楽しく塗ることができています。コスパもバツグン、模型が3倍うまくなる。何より筆塗りがどんどん好きになります。

 ヘッドルーペをかけているとものすごく拡大されるのでどんどん細部を追い込みたくなりますが、SDガンダムの塗り分けだったら肉眼で見て「ヨシ、塗れてるな!」くらいの状態でも充分精密に見えます。はみ出したところは爪楊枝でコリコリとこすれば綺麗サッパリ剥がすことができます。おおらかな気持ちで塗って、気になるところだけピリッと整えるのがGOOD。

 裏からクリアーパーツを嵌めると沢山の質感が集合して、SDW HEROESらしいきらびやかな雰囲気になりました。これで今日からゴールドの塗装は怖いもんなし!とにかく金のチョイ塗りはエナメルが最高。チタンゴーウドではちょっと青みが強いかな?と思った人は、ゴールドリーフやブロンズを混ぜて色調をコントロールするのもアリ。さあ、じゃんじゃん塗りましょう!

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

関連記事