クリアカラーの飽和から生まれた、ダークシックなブルーベリー

 マッスルカープラモを求めて組んだポンティアックGTO。こいつを塗るならもちろん映画『トリプルX』に登場したブルーベリーカラーしかない……ってことで、いい感じの塗料を探す。

 キャンディ塗装で劇用車そのままのオラついたド派手なメタリックパープルにするか?いやでも映画で見ると意外と黒っぽくて地味な印象だし、あえて暗めのソリッドカラーで渋く仕上げるのもいいな、とかいろいろ考えながら塗料棚を物色していたところ、目に留まったのがクレオスのGXクリアバイオレット。

 クリアカラーは基本的に塗り重ねるほど濃く暗くなっていくので、鮮やかに発色したところで止めるのが一般的な塗り方だけど、あえてそれ以上に塗り重ねたら、ある程度鮮やかさを残しつつも、暗くて深みのあるおもしろい色合いになるんじゃなかろうか?などと思いついたので塗ってみる。
 少し暗めのシルバーを下地にして、これ以上色味が変わらないというところまでクリアバイオレットを塗り重ね、最後にプレミアムトップコート光沢でオーバーコート。

仕上がりは一見かなり黒に近い暗色だけど、丸みを帯びた部分は深みのあるダークバイオレットが浮かび、強く光を当てると鮮やかなパープルが広がる。何度も重ね塗りしたことで下地のシルバーの反射もいい感じに抑えられ、クールなスパイのヴィン・ディーゼルに似合うダークシックな渋い色合いになった。色味も青すぎず赤すぎずぴったりだ。

クリアカラーの塗り重ねはそこそこ手間がかかったけど、出来上がった自分だけのマッスルカープラモを眺めていると、チャレンジしてよかったと思える。
大好きな映画のマッスルカーを完成させることができて大いに満足したことだし、次は何を作ろうか。

ただす
ただす

1989年生まれ。東京の西の方に住む会社員。現用戦闘機とガンプラをよく作っています。