火の見櫓からガンダムに搭乗することはできるのか?模型でアプローチする「消えゆく文化財」の話。

 最近「火の見櫓」が気になってしかたがありません。その高さを生かして消防団がホースを干したりとかは見てきましたが、これといって特別な気持ちはありませんでした。それが今となっては鉄塔に大興奮!用事がある先に「立派な火の見櫓」がないか下調べしているぐらいです。消えゆく文化財といえる火の見櫓、その興味の発端がモケイだった。という今回です。
 インターネットで「1/150 火の見櫓」のモケイが目に付いた理由は、そのスケールです。1/144 ガンプラと並べたら実際の火の見櫓をながめる際に「実際にモビルスーツがいたら、こんな感じで見上げるのか」と妄想がはかどって楽しいのではないか? と、火の見櫓がセットになっている消防分隊のキットを購入。

 この模型、ご覧のとおりプラモデルではなくペーパークラフトです。よく確認せずにプラモデルのつもりでカートに入れた自分だったので、品物が届いた瞬間の衝撃たるや……です。「何これ薄ッ!」つって。

 1/150スケールの火の見櫓、サラッと完成。作りごたえあるディティールです。ペーパークラフトのつもりでなかったので面食らいましたが、いつものプラモ道具とゼリー状の瞬間接着剤で組み上げました。ただ、ペーパークラフトの接着には、もっと最適解があるとは思います。いつものプラモデル用流し込み接着剤を使えたらもっとスムーズに貼れるのになぁ……と、頭によぎりはしました。

 さっそく火の見櫓を1/144スケールのガンダムと並べてみましょう。ふむふむ、なるほどなるほど。はしご登って回廊部からガンダムのコックピットに搭乗できそうな… いや、ちょっと、高さ足りてなさそうな…

 あーッ! そうそう、かがんでもらって有難うございますガンダムさん。これならなんとか搭乗できそう。それでは現実の火の見櫓を前にして、妄想上のガンダムを練り上げるとしますかッ! と、ここでひとつの問題に向き合うことに。そう、あそこにあったよな?という火の見櫓がなくなっているのです。どうやら次々と撤去されている模様。
 火災の早期発見するための見張台として建てられてきた火の見櫓の歴史は長く、その役目を終わえて古くて危険になったものから順次撤去されているのが現状です。私の住まう地域でも、ここ5年で姿を消したものが多いこと。けれども、現在進行形の消えゆく文化財、それに向き合える機会をモケイを通してギリで得れたとも言えます。
 インターネット上では火の見櫓愛好家による記録が、地方ごとに散見できます。皆さんもローカルにある消えゆく文化財を見届け、その土地に思いを馳せるの楽しんでみてはいかがでしょうか。
 では以上、皆さんに良き火の見櫓との邂逅がありますように。エンジョイッ!

ダテツヨシ
ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。