ガンダムアーティファクト・戦闘日誌/水性塗料の筆塗りで「パキッと輝くオレンジ色」を塗りたい!

▲黒の上からでもジョケイロ・オレンジは発色します。「赤ラベル」の見た目を覚えておいてくれよな!

 オリーブドラブ&グレーのいかにもミリタリーな色使いのフルアーマーガンダムがめっちゃくちゃカッコいいのは差し色のオレンジのせい。身長55mmくらいのガンダムアーティファクトを組んだので、せっかくのバキバキした彫刻を活かして塗りたい。まずは真っ黒の下地塗装(これは奥まったところが塗れなくても影に見えるからラッキーなのと、筆塗りした水性塗料がガッツリ食いつくから)をしてからシタデルカラーのジョケイロ・オレンジを塗ります。

▲こっちは青ラベル。鮮やかだけど透けやすいので、下地に同系色を敷いておくのが吉!

 黒の上からでもバキッと発色するジョケイロ・オレンジですが、その隠蔽力を得るために少しだけくすんだ色になってます(黒とか白の顔料を混ぜると色がくすむかわりに下地を隠す力が強くなるのだ)。そこで目にも鮮やかなオレンジにランクアップするためにファイアドラゴン・ブライトを塗ります。
 「最初からこれを塗ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、この塗料は鮮やかさと引き換えに隠蔽力が弱いのだ。シタデルカラーは赤ラベルの「ベース」で土台を作ってから、青ラベルの「レイヤー」で鮮やかさ/明るさをプラスしていくのが基本。これ覚えておくとシタデルカラーの棚を見るときに選びやすくなります。

▲黒の上からでもドッカンドッカンとオレンジが発色しているぜ……

 筆はタミヤのモデリングブラシPRO II(細とか極細じゃなくて「小」がマジ最高)をマジで愛用している私。筆にほんの少しだけ水を含ませ、穂先をキトキトに尖らせれば肉眼では見えないくらいの猛烈に細かいディテールもへっちゃらで塗ることができます。
 「肉眼で見えないものをどうやって塗るねん!」と思うかもしれませんが、ヘッドルーペを買うとマジでなんでも塗れるようになります。騙されたと思って買ってみましょう。普段のプラモ作りにも100倍の力を発揮してくれます。

▲はみ出したところは緑で塗りつぶせばフルアーマーガンダムになる!

 そんな細かいの、はみ出したらこの世の終わりなのでは?と私も昔は思っていました。そんな時は周りを塗り潰せばよし。周りの色がさっき塗った色にはみ出したら……さっきの色をもう一度塗ればいいのです。
 水性塗料の筆塗りが最高なのは、下地が乾燥していれば色同士が混ざらないこと。たまに小さいプラモがパッキパキに塗り分けられていてすっげえなあと思うことがありますが、ほとんどの場合はこんなふうに境目をキワキワに攻めながら水性塗料で塗られているものだと思ってください。

 なんか汚いな……もっとキレイに塗れないかな……と思ったら、30cm離して全体を見てみましょう。自分が思ってるのの10倍はうまく塗れてます。プラモはいつだって、離して観察しましょう。「こんなもんでええな」と思えればシメたもの。ガンダムアーティファクト以外でも、鮮やかな色をこまかく塗り分けたい人はぜひとも水性塗料の筆塗りで挑んでください。必ず、勝てます。そんじゃまた。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。