

世界で最も愛されているミリタリーウェアと言えば「チノパン」でしょう! チノ・クロスと呼ばれる生地で仕立てたパンツ(ズボン)を指し、19世紀中ごろに英国・フランスの軍隊の制服に使用されました。採用当時は白が多かったそうなのですが、汚れも目立つし敵からも目立つので、カーキ(日本ではベージュっていう人が多いかもしれない色)に染められたようです。

このチノパンを傑作パンツに仕上げたのが、アメリカ軍でした。主に1941〜45年までのチノパンは特に傑作で「41カーキ」「43カーキ」「45カーキ」と呼ばれ、現在のファッション世界の中でも超リスペクトされています(それぞれの数字が年代を表しています)。その中のおそらく「45カーキ」を丁寧にリスペクトしたであろうモデルがなんとユニクロに!!しかもセール中で2990円(元は5000円くらい)。このモデル、生地も丈夫だから模型作ってる時に着用するのもオススメです。

日常着やビジネスカジュアルまで幅広く愛されているチノパン。戦いの中で生まれるミリタリーウェアが戦いから解き放たれた時、その機能性は私たちを快適にしてくれたりするんですね。タミヤのミリタリーミニチュアのプラモでもチノパンを履いている人がいるのかな〜なんて見ていると、超絶ファッションアイコンなアニキ「ダグラス・マッカーサー」がおりました。彼=チノパンですね。


「41カーキ」「43カーキ」「45カーキ」は上記写真のマッカーサーが着用しているモデルとは異なりますが、同時期に存在した傑作チノパン。それぞれ微妙な差異があり、時にはそれぞれの特徴が混ざった過渡期なパンツも見つかったりしてすごく楽しいです。私たちが楽しんでいるミリタリーモデルの時代のど真ん中で、プラモの側にいてくれる洋服です。この傑作モデルをユニクロの中でもクリストフルメール(過去にラコステやエルメスのレディースのアーティスティックディレクターを務めていた。現在は自身のブランド・ルメールを立ち上げている)が手がけるコレクションライン「ユニクロU」が再構築して発売しました。こういった伝統的なミリタリーの匂いがするアイテムがサクッと買えるのは嬉しいです。

ウォッチポケットやバックポケットの縁が片方だけについています。これを「片玉縁」と言って、45カーキによく見られる特徴です。上下に縁があるものを「両玉縁」と言って41カーキによく見られます。



ミリタリープラモのアニキたちが纏うウェアは、結構身近な存在が多いし、逆に自分から近づいていけばかっこいいものや機能的なものが多くて楽しいですよ。全身ミリタリーになると1人最前線になっちゃって周囲をざわつかせてしまうかもしれませんが、パンツだけとか上着だけとか着てシャツやデニムと合わせるとミリタリーウェアならではの存在感がでて良い感じになると思います。

