あらゆるプラモデルがロールアウト!「カミカタメール」が切り開く梱包模型の最前線。

 紙、固めたいですよね!そんな貴方にカミカタメール。紙がみるみる固まって、プラスチックみたいにカッチカチ!布っぽいものを造形したい時、紙に塗装をしたいときにグングン使えます……という小林製薬的なフロウで始まる今回のチャレンジ……。ちなみにAmazonでは売っていないようなのでヨドバシカメラや近所のホビー店で探してみよう。

▲ロールアウトくん「いったいなにがはじまるんです……?」

 このカミカタメール、紙に樹脂を浸透させて固めることのできる液体で、水性だから強い匂いや発熱などもなし。紙皿に出して……。

▲ディップ。液体を染み込ませたティッシュは最高にちぎれやすくなるのでデンジャラス!

 史上最高に「これはやっちまったかもしれない!」という空気が流れる施工風景。カミカタメールがビタビタに流れるので気をつけよう。水性だから乾燥前に水洗いすればマットや工具、余計な部分に付着したのもキレイになります。そしてティッシュがちぎれる時は先にかぶせてから筆で優しく塗りつけていくのもアリ。いい感じにロールアウトくんがベールに包まれました。このままひと晩放置!

▲カッチカチやぞ!硬くなっているので余分なところはカッターでサクサク切り取れます。
▲模型用塗料、バシバシ塗れます。最高に楽しい。

 シェイド(影色)をさっと塗り重ねてから明るめのオレンジでドライブラシして陰影をちょっとだけ強調。ガンダムのシルエットが布越しに伝わってきて、柔らかいものと硬いもののコントラストがキレイに出ているのがわかります。これ造形しろっていわれても大変だし、布の張り具合やシワ具合もコントロール下に置けるのがナイスな工法ですわこれ……。キムワイプとかキッチンペーパー、ティッシュ、コピー用紙といった紙質でも硬化後の表情が変わるので、いろいろな表現ができそう!

 プラモにティッシュかぶせて固めればなんでもロールアウトしちゃう!当然戦車に乗せる布モノ装備品、ベールに包まれたベレンコ中尉のMiG-25、フィギュアの被服表現など可能性は無限大。とにかく「布の向こうになにかがある!」というのはプラモで表現するのがなかなか難しい場面でしたが、このカミカタメールがあれば無敵です。みんなも固めていこうな!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。