がんばれ、ペンギンロボ。

 最近思い出したんですが、私は小学生の頃、科学者になりたかったのでした。

 当時、アイアンマンやガンダムを観て感動し、毎週末に博物館に通っては「いつかロボットを作りたい」と夢見て、ミュージアムショップの学習キットを眺めてたあの頃。そんな私も大人になって、アイアンマンが空を飛ぶのもガンダムが歩き回るのも、予算や技術的にちょっと無理なことがわかってきます。

 で、先日プラモデル屋さんで見かけたコレ。ミュージアムショップで学習キットが欲しかったけど買えなかったあの頃の私と、ロボットにちょっと冷めてしまってる今の私が握手して、買ってきました。エレキットの「とことこペンギン」です。


 この小さい足でどういう風に歩くのか非常に気になるんですが、どうやらタイヤに三つの足がついていて、回転するとあたかも歩いているように見える、というシステムになってるみたい。小学生の私なら、「なんだ二足歩行するわけじゃないのか」と、ちょっとがっかりしたかもしれませんが、今の私にはうまく歩いているように見せつつ、ペンギンのプロポーションも損なわないようなアイデアだと気づけます。

 驚いたことにシールは全くなし。ペンギンの模様もバッチリ色分けされてるばかりか、目の白い点は裏から白いパーツをはめ込むようになっている。ケーブルを配線していったり、ギアを組み込んでいったり、決して難しい作業というわけではないけど、いつものプラモデルとは違う作業。いま私はロボットを作っているんだ!とテンションが上がってくる。

 ソーラーパネルのついたペンギンハウスにはコンセントのような穴がついていて、ペンギンの背中についたプラグが差し込めるようになっています。あとはこれを屋外において待つだけ。手がパタパタと動きながら足が回り始めます。

 実際動かしてみるとちょっと感動。自分の作ったロボットが歩いてるのはなんだかうれしい。小さいボディによく考えられた機構。組み立てやすく値段もお手頃。ふと思った。あの頃これを作っても今ほど感動しなかったのかもしれないと。

もとぴ
もとぴ

東京在住。世界を理解するための糸口としてプラモデルを制作中。趣味の記録や思索のためにnoteも書いています。