何から何までやらないことの楽しさ。「缶スプレー塗装」が導く戦車プラモのええ感じ。

▲あなたにも楽しめまっせ!!

 全部組んだ状態からの缶スプレー塗装&筆塗りで戦車模型は十分カッコ良くなります。スミイレやウェザリングも無し!!! あんまり難しいことは考えずに「ぶ〜っ」とスプレーを吹いてみようぜ。めっちゃカッコよくなるから。単色の戦車だと爆速でカッコよくなるよ。今回はアフリカのダークイエロー1色の戦車「タミヤ 1/48 III号戦車N型」を塗るよ。使用するスプレーは黒とダークイエローだけ。

▲色が着くとうれしい!! 缶スプレーよろしく
▲いきなり黒!!!

 缶スプレー塗装の時に先に黒を塗っておけば、塗り残しも気にならず、影のように一段色が落ちて雰囲気が出ます。これだけでいいんです。

▲塗料が入っていきにくい足回りは入念に塗っておくとパーフェクト。足回りは光も入りにくいから、暗くてOKでしょ!
▲黒が塗り終わったら、ダークイエローの一撃!!!くらえ〜〜〜
▲完成です。もうこれだけで満足

 プラスチックのままでは得ることができない、この色。やっぱり「色がつけられると楽しい」じゃないですか! たったスプレーを2色塗っただけで、この感動を味わえます。もうこれで完成と言っていいと思います。細かいところ塗りたい人は筆塗りでちょいちょい塗りましょう。細部だし、筆ムラとか気にならないよ。

▲缶スプレーはラッカー塗料なので、細部の塗り分けはアクリル塗料やエナメル塗料を使えば、ラッカー塗料を溶かすことなく快適に細部塗装ができるぞ! はみ出したらツマヨウジでコリコリ剥がしてやりましょう
▲完成! 缶スプレーで塗って、細部を筆塗りしただけ。爆速で完成してめっちゃ楽しかった

 戦車模型はよく「全部組んでから塗装できるよ」と言われます。でも実際には「何言ってんの? どういうこと?」ってなるじゃないですか。それって、見えないところは塗らないし、塗り残しでプラの色が露出しないように先に黒を塗ったりすることで実は成立しています。だから無理に細かいところまでやろうとして手が動かなくなるようだったら、そんな場所はスルー。俺の模型だしね。完成したほうが何倍も楽しいです。

▲下地の黒の上から缶スプレーを噴いたので、各部に明暗が生まれてなんだかグラデーション塗装みたいになってますね

戦車模型の醍醐味である「ウェザリング塗装」。いきなりはやっぱり大変ですよね。だから今回僕は、スミイレもウェザリングもしないでゴールしてみようと決めました。結果どうでしょう。僕は大満足です。クリーンな車両がカチっとできたと思います。ウェザリング塗装をしなくても缶スプレー塗装でここまでの仕上がりを楽しめるとは自分でもびっくり! 塗装だけなら3時間で終わってしまいました。まさにこれからやってくるゴールデンウィークにぴったり。さくっと戦車模型を作りたい人や、この機会に戦車模型にチャレンジしてみようかな〜って人にはもってこいですよ! シンプルな楽しさもプラモだよね。

▲この状態からまだまだ戦車模型は楽しめます! 次行ってみよう!
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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。