プラモデルを撮影するのに必要十分な面光源って?……試してみたら大当たりでした。

 プラモ撮影するのに必要なのはいいカメラでもレンズでもなく、とにかく明るくてフラットな光。ストロボだと手ブレも気にせずガッと絞ってピントの深い写真が撮れるのですが、電池の消費量が半端じゃないので私はかれこれ5年モノブロック(電源一体型のストロボ)を使っています。いまは1万円ちょい出せば手に入るので、一眼レフでブツ撮りをする人ならとにかく投資しておくといいです。今のおすすめは下のアイテムです。これはガチ。

 さて、自宅を引っ越して撮影環境をまるまる作り直すことになったワタクシですが、以前使っていた部屋と形状が違うため、狭いスペースにギュッとブースを押し込む必要が出てきました。間取り図上では「むりやり突っ込めばどうかなりそうだな」という感じだったにも関わらず、いざ設営してみたらあまりにもギチギチで自由度が皆無。これではマズいと思いアマゾンを徘徊。すると「うわ、なんだコレ!」というアイテムがあったので取り寄せてみました。

 不思議なカタチのこのアイテム、ビューティーディッシュとかオパライトと呼ばれる装置で、モノブロックから発射された光が中央に浮かんでいる皿に一度反射し、周囲のパラボラによっていい感じに拡散するというシロモノ。ビューティー撮影(肌の質感をきれいに出したい現場)で使われるとのことですが、直径41cmで厚みもすごく抑えられているのが狭い部屋での面光源確保に最適すぎるわけです。あと撮影用具としてはホントに安いねこれ。

 そのままだとかなり硬い光になるのでディフューザー(白い布)が用意されています。これをパラボラの前面にかぶせて準備完了。撮影環境がどれくらいコンパクトになったかというと……。

 この差ですよ。アンブレラ超でっかくて本当に勘弁してくれ〜と思いながら毎日撮影していた日々はなんだったのか!いやいや、そんな小さな光源で大丈夫か?と思うじゃないですか。俺も思った。しかし模型は小さい。そもそもアンブレラがオーバースペックだったのではないかということも考えられる。実食!

 左側からレフを返すことで硬さは軽減されていますし、いままでの写真と見栄え的にはほぼ違いなし、と判断。もっと大きなものならアンブレラと違って右側に距離をとることができますから、ちょっと離して発光量を増してやればOKでしょう。いや、オパライトでブツ撮りというのはちょっと邪道かな〜と思ったのですが、これは撮影スペースが狭いと嘆いた人にとっても福音だと思った次第!モノブロックではなくクリップオンストロボ用のアダプターも売られていますので、モノブロックがないぜよ〜という人もぜひとも試してみてください。省スペースでも、模型撮影なら必要十分だと言えましょう!そんじゃまた。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。