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絵本を読んであげて、プラモを買った話

 『しょうぼうじどうしゃ じぷた』という絵本があります。ぼくが子どものころからある本で、よく親に読んでもらっていた記憶があります。そんなぼくも、今では読んであげる側になりました。手もとにあるのは2016年発行の第146版、時代を越えて愛される名作です。

 さて、いつものように『じぷた』を読んであげていたとき、あることに気が付きました。まちの子どもたちは、はしご車やポンプ車、救急車に夢中で、じぷたのことは「なんだ、ジープをなおしたのか」なんて言うだけらしいのです。まあ本作の初出が1963年ということを考えれば、ジープが溢れていた時代なのかもしれません。ですが今や令和の時代です。「ジープを改良した小型消防車」、めちゃめちゃ見たくないですか。おれは見たい。幸い我々は樹脂を切って貼って繋いでくのがすきなので、Amazonの奥地へと向かってポチることにしました。

 届きました。nippperでも既に紹介されているタミヤ1/48ミリタリーミニチュアシリーズ、「WWⅡ アメリカ歩兵 前線休息セット」です。

 休息セットなので、だらりと弛んだ空気感ですが、どうにかして消防アニキとして働いてもらいたいところです。

 じぷた、よく見ると右ハンドルなんですね! 当然ながらキットは左ハンドルなので、改造するか「じぷた2ごう」ということにするか、そもそも右ハンドルのジープってあるのか、どういう来歴なんだ、ということを考えているだけで楽しい。

 また、キットには幌が無いので、紙を固めて作ってみるのもいいかもしれません。ちょうど最近そういうマテリアルが発売されたようですね。CV水田わさびでどうぞ。

 絵本とパーツを見比べると、いろんな違いに気が付くので、それをどうしようかなあと考えます。この「インプットとアウトプットを同時にやるような感覚」がプラモデルの不思議なところで、また楽しいところでもありますね。


 そうして説明書に指定色を書き込んでいたら、ちびっこたちが昼寝を終えた様子です。なので、今日はここまで。キットはいったん箱にしまって、絵本を読んであげましょう。

173/バブリシャスのプロフィール

173/バブリシャス

nippperを見てスケールモデルを始めた会社員。80年代生まれ。たまに書きものをする。かわいいアイコンは貰いものです。

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