お正月におもちは食べましたでしょうか? 真っ白いお餅も美味しいのですが、豆や草が練りこまれているお餅もおいしいですよね! まさにそれ。「草よ!草なのよ!!」。nippperでも度々紹介している地面を作るための便利マテリアル「タミヤ 情景テクスチャーペイント」には練り込み系の便利塗料があります。その代表が今回ご紹介する「草 カーキ」です。枯れ草をイメージした色ですね。
地面にぺちっと盛った瞬間、「やっちまったかな?」って正直思いました。上の写真見て貰えばわかる通り、なんだかよくわかりませんね。情景テクスチャーペイントの特徴として、乾くとツヤが消えてマットな表情になります。一回乾くまで待って、どんな表情になるか見てみましょう。
カーキの塗料がマットになり、しかも色味がすごく弱くなってカーキの主張が無くなってきます。そのため練り込み系の「草」が立ってきて主張を始めます。これは面白い!!! 練りこまれている草の長さもランダムになっているのもよいですね!
戦車模型の履帯。ここに土を塗るか、砂を塗るか、雪を塗るかでだけでストーリーをつけてあげることができます。この「草 カーキ」を履帯に噛ませれば、「この車両は草原を走ってきたのか!?」とおもわせることができますよね。
地面にも模型にも塗っただけで枯れ草が良い感じに表現できるように調整されているとってもナイスな情景テクスチャーペイント 草 カーキ。枯れ草っていろんなとこに転がすこともできるので、模型のアクセントにもぴったりです。この記事も乾燥時間をいれなければ、作業時間は10分です。短時間で模型に草を生やせるこのマテリアルでぜひ遊んでください! それでは、またね〜。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)