全世界のキャラクターが「銅像」になる魔法の言葉。“Bronze statue Ver.”という発明!

▲キリコであってキリコじゃないかもしれない!銅像になった兵士!

 80年代ロボットのレジンキットをメインに販売している「アワートレジャー」が、1/20スケールで装甲騎兵ボトムズの主人公「キリコ・キュービィー」を“プラキット”で発売します! 今回ご紹介するのは先日開催されたボトムズ模型オンリーの展示会「百年戦争記」で先行販売された「キリコ・キュービィー【Bronze statue Ver.】」。もうこの言葉だけで優勝です。ブロンズスタチューという名前にしてしまえば、どのキャラクターも一気に銅像となり、スケール表記、果ては人型なら匿名性もでて(ディズニーキャラやドラえもんとかはあまりに特徴があるものは匿名性が出ませんね)よりプラモデルとしての遊びの幅がすごく広がります。銅像をイメージした成型色だから塗装もしなくても良いかな〜なんて気軽に思えますよね。

▲多数のランナーで分けられている理由は、一般販売版は劇中のカラーを成型色で再現した物になるからです

 見事に銅像の色。小学校に飾ってあった野口英世の銅像を思い出します(福島県の小学校にはたくさんあるのかな?)。

▲キットは接着剤をしようしないスナップフィット。パーツの合いもよく、10分で完成してしまいした!
▲誰が組んでもガッチリと固定される様に、上半身と下半身をつなぐ軸は大きくてとても良いです
▲帽子はスライド成型でワンパーツ
▲一般販売版同様、デカールが付属しました
▲意図がわかる単色のプラモって「1色」でも存在感がありとてもかっこいいです。これは銅像なんです
▲そしてあなたが完成させた模型の脇に置けば、それはそのモチーフに乗ったエースパイロットを称える銅像として、モニュメントの役割を果たします。組み立てるだけでその効果を味わうことができて本当に素敵です

 成型色と名前で違った魅力を模型は放つことができる。その面白さをアワートレジャーの「キリコ・キュービィー【Bronze statue Ver.】」は教えてくれました。一般販売版のフルカラーのプラモもとても魅力的ですが、組み立てるだけで銅像としてのキリコを手に入れることができるこのプラモも一般販売版に負けない魅力を持っていると思います。カラーバリエーションの一つとして、ブロンズスタチューカラーは断然ありだとフミテシは思います!!それでは!!!アディオス!!!!!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。