爆速ウォッシング塗料でプラスチックのヴェロキラプトルは串カツ田中の夢を見るか。

 ▲オレたち素組みのプラモデル!

 いまやプラモにコクと深みを与える方法として完全に定着した感のある「ウォッシング」とか「フィルタリング」といった技法。透過性のある塗料をプラモの表面にシャバシャバと乗せることで陰影を強調したり、色の調子を変化させるためのテクです。

 このウォッシング/フィルタリングをする場合、だいたいは透過性があって下地を侵さない塗料を筆にすくい、全体を洗うように塗り拡げていくというのがフツーのやり方かと思います。

 しかし、人間一度は「これ、大量の塗料があれば串カツみたいにドブ漬けできるんじゃないかな〜」と思ったことがあるはずです。あるでしょ。

▲ゴン!

 そんな夢を叶えてくれるのが「ファレホ ディッピングフォーミュラ イマージョン」です。200ccの大容量、シャバシャバに調整されたセピア色の水性塗料が広口のプラスチック容器にタップンタップンに入っています……。

▲おいマジか。おい、オレをどうするつもりなんだ……。
▲うわぁ〜〜〜〜〜!!!
▲ゴボゴボゴボ
▲テテーン(テテーンではない)
▲いくらなんでも付きすぎなのでキムワイプで拭った。

 楽しい。楽しすぎる。沈められるプラモの大きさに制約はありますが、プラモを塗料にドブ漬けするの、こんなにおもしろいのか……。杏仁豆腐のプールで泳いでみたいな〜っていう夢が叶ったくらい楽しい……。

▲いや〜オレもか!オレもそうなるのか!チョット待て!
▲アッ、アァ〜〜〜!
▲アスタラビスタ……。
▲MAX is BACK!
▲Tacata’!!!

 いや、思ったんですけどこれいくらなんでもちょっと濃いいですよね。ちょっと水で薄めてもいいかもな……。まあこのへんはコントロールがむずいので、諸刃の剣と言えそうです。

▲あまりにもドブドブに付いた塗料は筆で吸い取ると吉。

 初体験だったため「なんかめっちゃ濃いいな」という感じがありましたが、濃度とかが自分で調整できるならドブ漬けウォッシング用のデカ瓶を用意するの、アリかもしれません(例えばGSIクレオスのウェザリングカラーは40cc入ですので、3〜4本を自分でいい感じに調合して薄め液で割る、みたいな想像ができます。プラスチック割れまくりそうですけど)。

▲コクと深みを手に入れたプラスチックたち

 無論、ドブ漬けだけでなく200ccもウォッシング用のセピア色が入ったお徳用シェイドという考え方もできますので、「いや、オレは筆で塗るよ」という人にも舶来品の安心安全な水性塗料がこの値段で手に入るというのは朗報ですわよ。

 ファレホのディッピングウォッシュ、モデラーが夢想する居酒屋の馬鹿話みたいなものが現実になってしまった、お得と背徳の詰め合わせ塗料です。激烈面白い上に絶対お買い得ですので、みなさんもぜひ!(お買い求めは全国のボークスショールームがオススメです)。

<em><a href="/author/kalapattar/">からぱた<br></a></em><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/kalapattar" target="_blank">@kalapattar</a>
からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。