時に人は筋力に憧れを持ちます。模型における筋力最大発揮ステージ。それは「塗料瓶の蓋開け」でしょう。しかも孤独な戦い。「ちょっとこれ開けて欲しいの」と頼まれて、俺の筋力を見せつけるマッスルアピールタイムもこの行為には微塵も用意されていません。まさに筋肉と蓋との対話。『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』状態です。しかし、たなごころが熱くなるほどの対話を仲介してくれるものがあるのです。
たくちゃんよりもたらされたのがGSIクレオスの「Mr.キャップオープナー」。その名の通りの道具!
もう筋力は入りません。卒業です。今僕たちに必要なのは、握力を鍛えるのではなくこの「Mr.キャップオープナー」をゲットすることです。開かなくて使うのを諦めていた塗料との再会、毎回おててをヒリヒリさせて自分を追い込んでいた時間との別れ。新しい生活様式を今すぐ手に入れましょう!アディオス、俺の筋肉!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)