掻きとる快楽!「Mr.バリ取り棒G」

 深夜私が寝ていると、けんたろうお兄さんから矢文が飛んできた。びぃ~~~ん。えーと何々。

「深夜にすまぬで候。お主が紹介したモールドラインリムーバーなる異国の“良き”工具。それがしにも同じような“良き”工具があるので候。その名は「バリ取り棒G」」。

 ……「バリ取り棒G!?」。その名に眠気が飛んだ私は文をしたためるのであった。「普通の文章でお願いします」と。

▲GSIクレオスの「Mr.バリ取り棒G」。バリ取りにMr.の冠は頼もしすぎる……
GSIクレオス Gツール Mr.バリ取り棒G ホビー用工具 GT114

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 突如として現れた金属の棒、その名も「バリ取り棒G」。見た目は金属棒の先に平たい鉤爪のようなカタチをしたシンプルなもの。先端は刺さるほど鋭くはないが、あたった面のプラをこそぎ取る力は強力なのだ。

▲平たい鉤爪のようなカタチ。これでひっかくようにパーティングラインやバリを除去するのかな?

 そしてこれが役に立つのがパーティングラインの除去だ。とくに1/35スケールなどのフィギュアについては、これほど役に立つアイテムはない。細かい彫刻に入り組んだパーティングラインはいつも悩みのタネだったが、それが何も考えずにバリ取り棒をボリボリするだけでほかのツールはいらないというレベルで済んでしまう。

▲モモのパーツの中央をはしるパーティングライン。こいつとの勝負でござる
▲実際に使用するときはパーティングラインをかき取るように手前に引いて削っていく。丸い面だろうが、靴紐の凹凸だろうが乗り越えてパーティングラインをこそぎ取っていける
▲見よ!この早わざ!!けんたろうさんの手が見えない。なんてスピードでパーティングラインが消えていくんだ~~~
▲また端の部分を使えば段差の端を攻めたりできるし、面を押し付けて平ノミのように掘ることもできる。つまり、これがあればフィギュアの表面の工作はだいたい済ませることができるわけだ。
▲あっちゅまに俺たちの戦いは終わるのだ。みんな仲良くしようね

 かき取る気分はまるで耳かきするとかそういった類の快楽。取り憑かれる楽しさ。そして声に出して読みたい”バリ取り棒G”の語感のよさ。ボリボリするだけで気持ちいい。バリ取り棒Gは1/35フィギュアの友として超超オススメの一本だ。工具は同じような用途であっても人の好みはまさに十人十色。それがまた面白いところですね~。

GSIクレオス Gツール Mr.バリ取り棒G ホビー用工具 GT114

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けんたろう
けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。