
週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はまだまだ暑い夏が続くこんな季節にぴったりのメカプラモ「ウェーブ 1/35 スタンディグタートル[ST版]」をご紹介します。

TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場するメカ、アーマードトルーパー(AT)の1種。ボトムズを象徴するスコープドッグと共に、本作を代表するATのひとつです。ジャングルを舞台とした「クメン編」において、大活躍する湿地戦用にカスタマイズされた、なんとも泥臭いかっこよさが詰まったロボットなのです。

主人公・キリコのライバルであるイプシロンは、このスタンディングタートルをさらにカリカリにチューンした「スナッピングタートル」(外観はほぼ変わりません)、通称「ブルーAT」に搭乗し、劇中で大暴れします。先行してシリーズにラインナップされているスナッピングタートルのカラーバリエーションとして発売されたのが、この「スタンディングタートル[ST版]」です(スナッピングタートルより前に、スタンディングトータス MK.IIが発売され、トータス・タートル系のベースになっています)。量産機らしい緑の成型色は、まさに「待ってました!」と言いたくなるもの。


各社からスコープドッグの立体物は多数発売されていますが、他の量産機たちはウェーブの1/35スケールが最も手に取りやすく、しかも今のプラモの組み心地で楽しめるのが最高です。ST版というのは、ギミック再現やコクピット、フィギュアなどを除いたシンプルなもので、メカの外観をじっくりと楽しめる仕様となっています。とは言え、作品世界の雰囲気を味わえるコクピットハッチの展開などはST版でも表現されています。


背中にあるブロックの中に、ハッチの可動を支えるレールパーツを入れ込んでいるのがユニーク。この中に可動ギミックを設けるスペースを作ることで、胴体のデザインに影響が出ないようになっています。コクピット内部はご覧のようにシンプル。これがST版の特徴でもあります。

湿地戦用のカスタマイズとして最大の特徴が、脚部のスワンピークラッグ。キットはとてもシンプルな方法で、劇中のような可動を表現しています。この脚部側面にある軸がまずポイントです。

ここに丸いポリパーツをはめ込みます。これがスワンピークラッグを支える足側の軸を支えるボールジョイントになります。

こちらが足側の軸。スライド金型を使用した1パーツ成型。こちらを先ほどのボールジョイントに取り付けると、木部が自由にぐりぐりと動くわけです。

スワンピークラッグ側の軸受も同様の丸いポリパーツが使用されています。この丸いポリパーツの上手い活用によって、スワンピークラッグの展開可動を可能としているのです。

脛正面から、足首へとスムーズに装着できます。しかも脚部の可動に追従してくれるので、ポーズも取りやすいです。


むっちりとした色気ある太モモパーツも本キットの見どころ。ボリュームある各パーツによって、後ろ姿からも重量感ある雰囲気が伝わってきます。シンプルなパーツ構成、少ない武装は週末にサクッと楽しむのにもピッタリです。緑色の成型色もきれいなので、そのまま組んで飾って全く問題無し。ぜひこの週末作って欲しいロボットプラモです。それでは!