
夏、もう始まったといっていいですね。夏のイベントです。模型の世界首都・静岡にある「駿府の工房 匠宿」にて特別展示「模型の裏側展」が開催されているというのでお出かけしてきました。「駿府の工房 匠宿」は以前にも一度ご紹介したことがある施設で、静岡の伝統工芸を体験してものづくりの面白さを味わえる施設。静岡の伝統工芸って? そう、ご存じのとおり竹細工・木工・陶芸・漆芸・和染・模型です。

模型を伝統工芸と位置づけ、並列に扱っているところに面白みと世界首都の誇りを感じます。おしゃれなエントランスを抜けて展示会場へ。模型、プラモデルは製品としては、設計され、成形され、印刷され、梱包された時点で一度完成されている、という前提で、一度目の完成に至るまでのプロセスを。そしてニッパーで切断されて、二度目に完成に導くために込められた情熱を、アオシマさんの協力をメインに展示されています。


圧巻は大型スクリーンを3枚並べて270°のパノラマで見せるインスタレーション。模型のできるまでがデカいスクリーンといい音で楽しめます。そのまま施設内をあるいて「模型工房」に行ってみれば、今度はタミヤさんの展示。精密な金型について。よくタミヤのフィギュアはいい、3Dスキャンで最高、などという風に思ったりもしますが、よく考えてみれば、そのデータを金型にできる技術があっての素晴らしい模型なのでした。

50年を経て同じ零戦でもどれだけ金型が変化したのか。模型を模型としてこの世に現出させる根幹の金型をじっくり眺められます。改めて手元に届くこのプラモデルの箱に込められている技術や情熱を味わえる展示でした。会期は8/17(月)まで。夏の静岡旅行の計画を立てましょう。


そういえば、アオシマさんとタミヤさんだけ?と思った貴方は超鋭い。7/17からはハセガワさん協力の展示「模型の邂逅」もさらに開催されるそうです。夏休み期間は両方見られて最高ですね。駿府の工房 匠宿は体験施設でありますので、この期間中は特別な体験もできます。タミヤの茶染めミニトートとアオシマのステンシルのトートにハセガワロゴの漆タンブラー。私はタミヤのミニトートを体験。茶染めされたミニトートにチタンの糊をスターマーク状に塗って、そこに熱を加えると反応して色が変わってタミヤバッグの完成です。

家族でもカップルでも私のようにおじさん一人でも、お手軽に楽しく体験できる匠宿で味わえる模型体験。この夏、静岡でお待ちしております。