
ゲットせよ……! ファインモールドのF-104J栄光が10倍楽しくなるアイテムたち。この記事のアイテムさえ揃えれば、ファインモールドの最新プラモデルであるF-104を思いっきり楽しめること間違いなし!

ファインモールド1/72ジェット戦闘機シリーズの新作、F-104J栄光。こちらファインモールドの組み立てや塗装に向かうマッハの姿勢に、自然と組み立て速度が上がる名キット。

そのF-104Jをより楽しむためのアイテムをご紹介。まずは「世界の傑作機 ロッキード F-104J/DJ “栄光”」です。名だたる栄光の航空機を、開発から運用まで、1冊に丁寧にパッケージした本書。すでにシリーズは200巻を超え、このF-104Jは通巻104号という洒落の利いたナンバーで発行されています。

やはりF-104Jで特筆すべきは、米軍F-15との2vs2での勝利の話。ロック岩崎本人の語るこの伝説的なエピソードはやはり欠かせません。そして、もうひとつ驚いたのが84ページに掲載された1枚の写真。ファインモールドのプラモデルよろしく、尾部を外して露天でエンジンを見せる姿です。あぁ、ファインモールドはこれがやりたかったんだ、というキットのもう一つの側面がバッチリわかります。まさにF-104Jが10倍楽しくなる本です。プラモデルは一緒に、こうした「世界の傑作機」などの書籍を買ってくるとより楽しめます。

さてもうひとつは、ピトー管。機首に細長い針のようなものが伸びている機体がよくあると思いますが、これは当たる空気で対気速度を測定する装置です。いにしえの零戦から現代のステルス機にまで必ず備えている装備なのです。しかしこの装備、プラモデルでは細長いので破損が本当によくあります。気がついたら折れていたとかはよくあることで、機首にあるものはその破損確率も多くなります。

ならば最初から全部金属のパーツを使えば良い……! というのがこのアイテム。いや真鍮線を尖らせればいいんじゃない? という意見を黙らせる、さすがファインモールドの精緻な仕上がりを御覧じろ。先端の細さ、静圧部のくびれ、そしてふたつのテーパー……。プラスチックだとどうしてもできるパーティングラインがないのも良いところですね。

金属パーツなので、ラッカー系塗料は定着しません。下地としてプライマー入りのサーフェイサーなどを軽く吹いておきましょう。タミヤの缶スプレーサーフェイサーは、メタルプライマー成分入りなので特におすすめです。

ところでサーフェイサーといえば、こってりした塗料が多く、キズ埋めや表面をツルッとさせて光沢面を作るのに役立つことから、メタリックなシルバーでF-104を仕上げる時にも使いたいところですが、ここまで繊細なモールドが多いと吹きすぎてディテールを損なわないようにするのが難しいです。

そこで便利なのがボーンペイントのアンダーブラック2です。ボーンペイントというメーカーはメッキ調塗料で一躍トップランナーになりましたが、その中でもまず私がオススメしたいのが、メッキ調塗料ではなくこの「アンダーブラック2」なのです。アンダーブラックという名前だけあって、金属色の下地にぴったり! サーフェイサーのようにモールドを埋めてしまう危険性も少なく、メタリック塗料の見事な下地になってくれます。

「アンダーブラック2」はビンの時点でエアブラシ用の濃度に希釈されていて、買ってきてすぐ使うことができます。希釈用のうすめ液は要らず、塗装後のエアブラシの洗浄も、ラッカー系のツールクリーナーでじゅうぶん可能です。このようにモールドを活かしたまま下地塗装が施せます。

そんな感じでバシッと黒を敷いて、メタリックの準備をしましょう。背面のヒレには合わせ目もありましたし、それをヤスッた跡もありましたが(600番からスタート、1000番、2000番とスポンジ系で処理しています)、かなり良い感じにツルッとしていますよね。

吹き付けたのは他社製のメタリックなので申し訳なさはありますが、仕上がりはじつにうれしい。ボーンペイントはメタリック全般も強いので、おいおい紹介していきますね!

尾部もアンダーブラック2のおかげでじつにキレイにまとまりました。これからボーンペイントを始める人も、F-104の表面をいい感じにしたい人もアンダーブラック2は持っていて損はないでしょう。

実機も模型も、よりよく仕上げるためのアイテムはたくさんあります。何ならF-104Jは実機に会いにいくことだってできます。ひとまず10倍楽しくなるこれらのアイテムを使って、みなさんもF-104J制作のアフターバーナーにしてくださいね。