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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。手のひらサイズのパーフェクトソルジャー愛に震える週末/「メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズ Vol.4 すとらいくどっぐ&いぷしろん」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。2026年の記念すべき1発目は、プラモアニキたちが愛してやまないTVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』と、ハセガワの可愛さとかっこよさが同居したプラモデルシリーズ「メカトロウィーゴ」がコラボレーションし、独自の世界観を構築している「メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズ」の最新作をピックアップします。

今回ご紹介する「すとらいくどっぐ&いぷしろん」でシリーズは4作目に突入。まさかここまで続くなんて……。その勢いは止まる所を知りません。それは、このコラボが両キャラクターの良さをしっかりと引き出していて、ファンが「そうそう。これこれ」と頷けるアイテムになっているから。今作も、そんなワクワクポイントだらけのキットになっています。

▲左がウェーブの「1/35 ストライクドッグ」。右がハセガワの「1/35 すとらいくどっぐ」
▲え? 同じスケールなの……兄さん……

 『装甲騎兵ボトムズ』におけるストライクドッグとイプシロンは、主人公キリコにとっての最大のライバルとなります。最強の戦士・パーフェクトソルジャーとして強化されたイプシロンと強力なAT・ストライクドッグ(ATはアーマードトルーパーの略。ガンダムで言うモビルスーツを略したMSと同じ)は、劇中でもキャラクターが立ちまくっているので、多くのファンから支持を集めています。

 キットはウィーゴ化した「すとらいくどっぐ」と、イプシロンがストライクドッグ搭乗時に被っている特徴的なヘルメット&バイザーの意匠を盛り込んでウィーゴ化した「いぷしろん」の2体セットとなります。

 とにかく「すとらいくどっぐ」のパーツのストライクドッグ愛がすごい!! 頭部バイザー、カメラアイ、左前腕、アイアンクロー、肩アーマー、ダクト部分、足首ノズル部、ミッションパック、ソリッドシューターと新規パーツてんこ盛り! さすがパーフェクトソルジャー専用機(本アイテム的に言えば、ぱーふぇくとそるじゃーかな?)。本体の基本部分以外、ほぼ新規パーツで構成されます。

 肩やバイザーも、スコープドッグと大きくデザインが異なる箇所。こういう部分も見事にデフォルメを効かせてウィーゴ化しちゃっているあたりに泣けてくるんです。愛のあるコラボレーションだと、パーツを見ただけて感じさせてくれます。

 個人的に最高! って思ったのが脇腹の「ライト」。この小さなパーツが、ストライクドッグの特徴でもあります。ウィーゴではダクトに当たるパーツを、ライトに置き換えて自然と馴染ませるやり方に唸ったのでした。

 ミッションパックの推進装置の分割もさすが! 内側半分をミッションパックと一緒に成型し、外側のパーツと合体させます。中央には段落ちになっているので合わせ目がディテールになります。推進装置は上下に動くのですが、この中央のディテールによって可動にもより説得力が出ます。

 細部までストライクドッグデザインの特徴をウィーゴ化したからこそ、凄みも感じます。クローも可動する上に、クロー内の11ミリ機関銃も再現されています。

 いぷしろんの専用パーツとなる頭部とゴーグル。こちらはアニメのイプシロンがストライクドッグに搭乗する際に装着するものです。アイボリーの成型色も素晴らしい仕上がり。

▲これが俺のAT ……乗るか……

 実際に組んでみると、何か物足りなさを感じたいぷしろん。そう、それは色でした。この時、イプシロンコスチュームデザインの特徴的なラベンダーカラーこそ、僕にとってのイプシロンのイメージなんだと、ウィーゴになった「いぷしろん」が改めて教えてくれたのです。特徴を抽出してうまく立体化する本シリーズだからこそ、自分の中にあるキュラクターイメージが改めて浮き彫りになってくる体験は、プラモを組むことの楽しさをさらに加速させてくれたのでした。

 いぷしろんのキットは、デカールを貼ることでカラーリングを表現できます(シート内のラベンダー色でTみたいなデザインのもの)。これを貼れば僕の中のイプシロンがさらにウィーゴ化されるのです。謂わばデカールこそイプシロンだったのです。

 かわいいし、かっこいい。そして自分が好きなキャラクターを、開発メンバーも愛しているということがプラモを触ることで伝わってくるあたたかいプラモデルです。新年1発目、仕事始め・学校はじめにちょっと疲れた週末の癒しにも最高のキットです。ぜひこの週末、楽しんでください。それでは、今年も「花金プラモ」をよろしくお願い申し上げます!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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