しのはらさんの寄稿を読んで「俺もメタルスライムにしたいじゃん!」と叫んだ全国の皆さんこんにちは。私もそのひとりで、思わずポチッたのがこの『ライムスライム ダンジョンベースつき』。草原ベースの方が初期装備で初エンカウントした「あの頃感」を彷彿とさせるのだが、このダンジョンベースの並々ならない造形物としての良さ……すなわち造形パワーを感じたのでこのキットをチョイスした。

箱を開けるとスライムがバーン! ダンジョンベースがドーン!と思っていたよりボリューミー。そして一体成型でズコんと抜かれたダンジョンベースが抜群に良い。想像以上に良い。石組の表面の微妙なうねりがまさに石。って感じ。目地が深く落ちているので石の塊感、石板の厚みを感じられるディテールとなっている。室内灯、自然光のもとで見つめると深い目地にしっかり影が落ちるのでスミ入れ塗装とか不要だと思えた。箱から出したまんまで充分使えるプラモのベースと言える。

ただそれでも「プラスチックをリアルにしてぇ……」という衝動が湧いてはしまうのはプラモ愛好家の性みたいなものだ。なおかつ面倒なく、手軽に。という気分だったので『タミヤウェザリングマスターE(ドライブラシカラー/黄・灰色・緑)』を引っ張り出してきた。戦車プラモのエッジにハイライトを加えて立体感を出すという、専用スポンジ筆付きの簡易ドライブラシセットだ。別売りで細かいタッチを施せるスポンジ筆も用意されていてこれも重宝する。

と、スポンジ筆を紹介しつつも3色のカラーパステルを指で塗りたくっていた私。いや、地味にタッチする面積が広いのである。パステルなのでハンドソープで簡単に洗い流せるので心配無用。そう、なのでプラスチックにまぶしたパステルも簡単に拭えてしまう。トップコートを吹いて保護してもいいし、逆にトップコートの上からタッチを加えていけばパステルが食い付くので剥がれにくくなる。ただ、今回は「ちょっとディテールを足せれば満足」という気分だったのでこれで一旦のゴールとした。

繰り返しになるが、このダンジョンベースは箱から出したまんまでも充分に満足できる造形をしている。こうやってスケールモデルのベースとしても利用できるので活躍の幅は大きいので本当オススメ。小柄な欧州車を置くと旧ヨーロッパの市街地のように見えてくる。いや、1/24スケールの石畳としてはひとつひとつの石が大きすぎかな? どうあれシンプルな構成ながら100点満点のフォルムのスライムが良し、ボリューミーかつ満足ディテールのベースが良しのナイスキットだった。そして3色のスライムを揃えてスライムタワーを建立させるのもちょっとしたロマンがある。ドラクエプラモの第一弾としては大成功な内容なのでは? 次のモンスターも楽しみだなー。