

プラモデルの歴史には案外「うーん、それはいままでみんなが気合でどうにかしてきたんですよね」という正解のない工程があります。反対に言うとここ10年くらいはそこにスマートな解決策をもたらすツールやマテリアルの進化が目覚ましい。たとえばこういう、信じられないくらい小さいパーツ。指でつまむのはおろか、ピンセットで挟むところもないような丸いパーツとか、どうやって貼るんだよと。そこでハセガワの新製品、極小パーツピッカーです。

簡単に言えば先端にネチネチした粘着剤がくっついた棒なんですが、これはもともとネイル業界でラインストーンを効率的に拾うためのツール。しかしハセガワという模型メーカーが模型店で流通させることに意味があるんじゃよ。価格もだいぶ安く抑えてあるのが偉いなぁと思うわけです。

小さいパーツもカットしたあとヒョイと拾えます。粘着力は「強すぎず弱すぎず」としか言いようがないんですが、直径1cmくらいのパーツになると重くて拾えなくなる感じ。本当に指先やピンセットでつまめないような極小パーツをサクッとピックアップし、所定の位置にパーツを接着したらスッと離す……という使い方に適しています。

何よりありがたいのがクリアーパーツの扱い。ノリシロがない、持つ部分がない、表面傷つけたくない……というデリケートなヤツ(しかしクリアーじゃないとシマリがないんだよなぁ)も、優しく確実にピックアップできます。気温が低いと粘着力が落ちるので部屋の温度はちょっと高めに、粘着力が弱ってきたらぬるま湯で洗えば復活します。ハセガワの極小パーツピッカー、一本持っておくとかならず助けられるシーンに遭遇しますので、みなさんもぜひ。