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タミヤの箱の底にあった「夢の続き」。プラモデルが楽しめる空気が、パーツと共に収められていた話。

▲箱には夢の続きが印刷されている。そう、プラモデルの箱がメディアだったんだ

 箱を開けて、パーツを取り出した底には、美しいレイアウトで数々の車やバイクのパッケージイラストが印刷されていました。ひとつのプラモとの出会いが、次のプラモとの出会いにつながる。箱の底には夢の続きが印刷されていたのです。

 静岡の駿河屋本店で出会った「タミヤ スポーツカーシリーズ No.159 ジャガーマークII レーシング」。箱に描かれた景色は、僕の人生において大きな体験となった「グッドウッド・リバイバル」思い起こさせるもの。それだけで購入を決めてしまいました。最近再販された「タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.169 フィアット 500F」の箱と並べると、これだけで幸せな気分になれます。

▲美しいメッキで輝くジャガーのエンブレム
▲目が喜んじゃうワイヤーホイール!! 大トロパーツです
▲タイヤも専用の袋に入るリッチな仕様。タミヤのおもてなしです

 名車のパーツを眺めてワクワク。ひとつひとつパーツの袋を取り出していくと、底にまた夢の景色が広がるのです。タミヤが送る車・バイクの世界への誘いです。今販売していないプラモのパッケージもあります。そしてプラモを製作するためのツールたちが、主役である底面のプラモたちを囲むように印刷されています。

▲お好きな工具とプラモをピックアップしてね。という声が聞こえてくるんです
▲色の世界の入り口も用意されています
▲タミヤのプラモで、俺の夢の続きをみようと思います

 タミヤのジャガー・マークII レーシングが発売された1995年。プラモデルの情報はプラモデルの中にあったのです。プラモデルを買ってくれば、見る・作る・次の模型へ思いを馳せる……そんなサイクルが箱の中でぐるぐると回っていました。今より情報量が溢れてない。でも確実にプラモデルが楽しめる空気が、パーツと共に収められていたのです。久しぶりにその空気を感じられて、また僕はプラモが好きになったのでした。おしまい。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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