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静岡ホビーショーの熱気も綴じ込めた「タミヤカタログ2023(スケールモデル版)《増補改訂版》」で梅雨を吹き飛ばせ!!

▲先日開催された静岡ホビーショー2023でお披露目された注目作も収録!! ホビーショーのタミヤブース振り返りもできちゃう!!

 眺めているだけで、ワクワクで眠れなくなっちゃう幸せなカタログ。それがタミヤが毎年公式に発売している「タミヤカタログ」です。先日、静岡ホビーショー2023の注目作を追加した増補改訂版がいきなり発売されました! 最新作から、タミヤの“今の模型棚”が1冊に収録されています。プラモが作りたくなる魔法のカタログの中身を見ていきましょう。

▲スケール違いのサイズ比、同じスケールでもモチーフによって異なるサイズ感が楽しめるイメージ写真が各ジャンルにあります

 「タミヤカタログ(スケールモデル版)」は、タミヤが発売しているあらゆるジャンルのスケールモデル(戦車や飛行機、艦船、車、バイク、恐竜、ミニ四駆などなど)と工具、塗料を収録。生産休止中のキットなどは整理されて掲載しておらず、その年のタミヤの模型棚の姿、現在手に入れられる定番アイテムがこうやって本になって綴じられています。スマホで見るのとは違ったワクワク感が“本のカタログ”にはありますよね。

▲美麗な完成見本写真でカタログは構成されているので、そのキットの姿を把握しやすいです。かっこいいな〜と思ったら速攻で注文しちゃおうぜ!
▲カタログには再会もある!!

 カタログの良いところは、知らないジャンルのもの、最近ちょっとご無沙汰だな〜ってアイテムの今も知れます。僕がかつて夢中になった「ミニ四駆」のページは最高。カタログでずらっと並ぶと、その集合体がとにかく美しい! こんな風にオリジナルデザインのまま綺麗に塗装&ステッカーを貼って仕上げて、ずら〜っと並べるのもめっちゃ面白そうって思いました。

▲タミヤは自社の工具ラインナップがハンパないです。切る・貼る・削る・塗る、模型のすべてに寄り添ってくれます。そういった工具をじっくりとチェックできますよ

 個人的に、タミヤカタログでいつもありがたいのがタミヤカラーの「色見本」。その中でも、定番の色だけでなくキットにあわせたスペシャルなカラーが発売される「タミヤカラー・スプレータイプ」の見本がお気に入りです。レーシンググリーン、コーラルブルー、キャメルイエロー……こういった色との出会いもカタログを通してでした。今必要な色を探すだけでなく、「こんな綺麗な色があったんだね」という出会いも色見本がしっかりと掲載されているからこそ! あなたの塗装の可能性を引き出してくれますよ。

▲アクリル、エナメル、ラッカー、スプレー各種の色見本がずらり! これでタミヤカラーで迷子になることはないです

 そして、このカタログで最も僕が参考にしているのが「模型の魅せ方」。世界のタミヤはただ模型を撮影して掲載しているなんてことはしていません。おしゃれな本や木の上に置いてみたり、パンチボードの上に模型を並べてみたりと、添え物や台を用意して模型をより良く見せようとしています。これがとっても学び〜ってなるんですよ! 自分が作った模型をカッコ良く演出してみたいって思ったらまずタミヤカタログを開いてみる……そんな使い方もオススメですよ。

▲後ろの車両を見てください。岩の上に乗ってます。こういうところなんですよ!! こういうセンスを見て覚える。素晴らしいカタログですよ!!!

 タミヤカタログは、写真のかっこよさ、印刷の美しさ、膨大な量のアイテム掲載とカタログの面白さの全てが詰まっています。まだ買ったことがない人は、この機会にぜひ買ってください。数日は枕元にポンと置いておきたくなること間違いなしです。すでに僕のタミヤミリタリーミニチュアのページはシワシワになろうとしています。トイレに行く時も一緒! そのくらい読んでいたくなりますし、模型が最高に楽しくなりますよ! ジメジメした梅雨を吹き飛ばすほど製作意欲がアップすること間違いなしです。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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