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はじめて作るヒコーキ模型は「銀1色」で最高にカッコ良くなる!

▲飛行機模型が恋に落ちる色、「銀」。銀1色塗装は、何度やっても本当に楽しい

 飛行機のプラモデルが一撃でカッコ良くなる塗料、それが「銀」だ!! どんな塗料の「銀」でも良い。手元にある銀を思いっきり筆で塗ったり、缶スプレーやエアブラシで吹き付けたりして欲しい。それだけで、飛行機ってかっこいい! プラモって楽しい!! って絶対になるから!!

 あまりにも快晴だったので、僕は水性ホビーカラーの「シルバー」1本と、コードレスのエアブラシ、ハセガワの飛燕を持って外に出た。天気が良い日に、外で模型を塗るってのは気持ちが良いもんだ。僕が愛用している水性ホビーカラーなら匂いもマイルドなので、周囲に迷惑をかけることもほとんどない。

▲家のベランダへ。外の光は、エアブラシもカッコ良く見せてくれる。こいつもシルバーじゃないか!! やっぱ銀は最強なのよ

 ハセガワの飛燕は、ハセガワの1/72スケールにある飛行機模型の中でも「早い、安い、うまい」を兼ね備えたスーパーキット。ここでのスーパーというのは精密や緻密ではない。箱を開けた瞬間にモデラーにぺた〜っと寄り添ってくれる最高のフレンドリーさが、スーパーなのだ。良い塩梅、まるで慣れ親しんだかぁちゃんの味噌汁のように、いつでも胃をあったかく包んでくれるような優しさに満ちたプラモなのだ。だから、僕は好きな時に、好きな味で楽しめるように常に複数ストックしている。複数購入できる価格帯なので、そう言った思い切りもできる。

▲パーツはこれしかない。パーツが枠に繋がったままの状態で水性ホビーカラーのシルバーを吹き付けるのだ!!
▲外で塗装すると、塗り立ての塗料が光を浴びてキラキラする瞬間が最高にセクシーなのだ。プラモのパーツが何倍もカッコ良く見える。だから自然とテンションが上がり、塗装が楽しくてしょうがなくなる

 プラモのパーツが枠に収まった状態のまま、一気にシルバーを吹き付ける。無機質なグレーの塊が、輝きを放ち、いきなりスペシャルなものへと変貌していく。完全に塗料が乾いたら、後は説明書通りに組み立てるだけだ。

▲キャノピーを銀で筆塗り、タイヤを黒で塗れば、かっこいいシルバー飛燕の完成だ!! よっしゃ!! 今日もプラモが楽しかったぜ

 僕は飛行機模型と銀の組み合わせは、本当に鉄板なかっこよさをゲットできると思っている。ぜひこれから飛行機模型を作るぞという人は、僕のようにランナーのままで塗ったり、一旦全部組んでから「銀」を思いっきり塗って欲しい。美しい輝きを纏った飛行機模型を作り上げられたという、あなたの成功体験が、必ず次のプラモの楽しさへと繋がる。ぜひ新年度の新たなチャレンジのような感じで、やってみて!! 本当に楽しいよ。

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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