週末が楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。1年に1度のお楽しみ、「ゴールデンウィーク」が開幕です!!! プラモ作ったり、お外に遊びに行ったり、ゴロゴロしたり、やりたいことをじっくり楽しむチャンスですね。そんなゴールデンウィークにぴったりの最高の零戦をご紹介します。まさに今回は「黄金プラモ」。セブンセンシズに目覚めし時でございます(聖闘士星矢)。
2015年にハセガワが満を持して発売したのが、この「三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型丙」です。ハセガワの1/32 零戦は他にもありますが、そちらはレジェンドプラモ(こっちも最高だから今度紹介します)になります。
1/32スケールなどの大型プラモになると、「全部盛り万歳!」なプラモが多くなりがち。しかしハセガワの1/32スケールは、でかくてかっこいいのをサクサクと楽しめるコンセプトで開発されています。ですので、でかいパーツをバシバシ貼って組んでいくことができて楽しさ爆発!! 細かいパーツも少ないので初めての飛行機模型にもこのデカい1/32 零戦はピッタリだと思います。
パーツ構成がとってもシンプルでしょ! エンジンは細かそうに見えますが、15分で完成するので安心してください。フィギュアは、凄腕原型師・竹一郎氏が原型を作ったものが付属。最高にかっこいいアニキが手に入ります。
このプラモの最高なところは、細かいパーツを連続して接着する工程がほとんどない所。コクピットなどの内部パーツって、飛行機模型における細部パーツ接着のメッカなのですが、このプラモはシンプルにまとめられています。
このパーツがその最たる例。コクピットの枠と一緒に成型できる細部パーツは、すべて一体化されています。ここに数パーツだけ、こまかな部分を接着すれば枠が完成します。
アニキもジャスフィットアデランス!! コクピットを通して零戦と一体になります。かっこいいぜ。
あとはアニキとコクピットを胴体下から入れればOK!!
「でっかいプラモは細部まで超精密で組み立てが難しいものが多いよね~」というイメージとは真逆で、でかい模型でもシンプルなパーツ構成でガンガン組んでジャンジャン塗っていこうというメッセージが込められているハセガワの1/32スケール 零戦。デカくてかっこいい零戦を、ぜひこの大型連休で味わってください!!!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)