プラモに塗りたいこの一色/大青竹色時代

 みなさん、青竹色です。青い竹の色とかいてアオダケイロ。竹ってこんな色だっけ?でもイイ色だよなあ。子どもの頃から思ってました。
 そう、この青竹色、プラモデル用塗料のラインナップに本当にむかしから入りつづけている定番カラー。なんでそういう扱いなのかって話はさておき、いまは青竹色の良さをじっくり味わうとしましょう。

 英語では「メタリックブルーグリーン」。ん?竹じゃないのね?
 キャップの色とか塗料瓶の底からのぞく煌きを眺めているのも悪くはないんですが、せっかくだから塗った表面を見てみたい。というわけで手持ちの中から手頃な大きさのプラモデルを取り出して、エイヤッと組み立てます。今回選んだのはイタレリ社の1/72スケール、ラボーチキンLa-5という飛行機。部品の数が少なめなプラモデルを常備しておくと、こういうときに便利。ま、サクッと組めそうな飛行機であればなんでもよろしい。

▲パパッと作りたいときにちょうどいい

 ほどよく切れるニッパーでパチパチッと切って、すばやくくっつく接着剤でぺたぺたっと貼っていけば、あっという間にほらカッコイイ。窓も塗ってしまうつもりなので操縦席の部品は使いません。ついでに着陸脚も閉じてしまえば複雑なところはまるっきりパスできてしまうという寸法。

▲かんたん、うまい、ラボーチキン。

 水性塗料は有害物質が少なく、においもほとんどないジェントルマン。よ~く混ぜて、よくよく混ぜてから塗るのがうまくつきあう第一歩。青竹色のような金属色は瓶底から混ざり具合が見やすくて良いですね。イイ感じに混ざったら、筆につけてぺたしぺたしと塗ります。瓶から直接、いわゆるビン生でゴー。
 せっかく筆で塗るのだから、筆跡も楽しみたい。翼で風を切る姿を思い浮かべながら筆を走らせます。なんていうとカッコつけすぎですが、ようはムズカシイことをぬきにして、気の向くまま塗っちゃうわけです。ぺたしぺたしも風まかせ。

▲手にとった瞬間ブンドドがはじまる!?

 青と緑の間で絶妙なバランスを取るような色合い、角度によって表情を変える金属粒子の煌きにしばしうっとり。イイ色はプラモデルのカッコよさをいっそう引き立ててくれますね。そして、粗い筆跡とそのすきまからのぞくプラスチックの深い緑色の対比が生み出すスピード感!ああ塗ってよかったと思える瞬間。たまりません。

青竹色よ、次はどんな煌きを見せてくれる?

 さあ、次は何に青竹色を塗ろうか。戦車?バイク?人物?下地になるプラスチックの色や筆はこびのやり方によっても、受ける印象は変化するかも?やってみたいことがどんどん湧いてくる!大青竹色時代のはじまりです。

野蛮人タカダ・タダタカ
野蛮人タカダ・タダタカ

自己紹介:1973年生まれ。教育業界のスキマにはさまるワンマンアーミー。古今東西のプラモデルをむしゃむしゃ作り散らかすプラモ野蛮人。