週末が楽しくなるプラモをフミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」のコーナー。今週はハセガワの傑作キットにして、日本を代表する艦船のひとつ「戦艦三笠」のプラモをご紹介! 三笠のキットは2016年に発売されたもの。今回は就役120周年記念Ver.ということで、日露戦争でバルチック艦隊を打ち破ったあの「東郷平八郎」のフィギュアが付属するんです。しかもプラ製じゃなく「メタル製」なんです!!!
フィギュアって金や銀一色で塗るといきなりスペシャルになります。嘘だと思ったら金属色でまるっと塗ってください。世の中に数多くあるモニュメントも鉄製や銀、金で作られているものは存在感がありますよね。あれと同じように僕らの脳に同じ感覚を味わわせてくれるのです。だからこそ、僕らは金属色で塗って楽しんだアニキたちを「メタルアニキ」と呼んで愛しています!!!
この東郷平八郎のフィギュアもメタル製だからこそ、まさに軍神の威風堂々たるお姿を僕らは楽しめるし、なんならこの東郷平八郎は塗装じゃなくメタル製ですから「天然物」です。しかも相手はジェネラル!! 三笠の脇にメタルトウゴウを置けば、バルチック艦隊など恐るるに足らずなのであります!! フィギュアマイスターである平野義高氏による原型が素晴らしく、めちゃくちゃかっこいいですよ。
艦船模型といえばグレーの成型色が多いですが、三笠の成型色は「白」!! 三笠は艦橋などが白に近いライトグレーで塗装されていたので、そのカラーを優先したのだと思われます。船体は黒に近い色が指定されていますので、筆や缶スプレーで黒を塗り、パーツを組むとさらに三笠の雰囲気を楽しめそうです。
太平洋戦争における日本海軍の艦船と共に、多くの人に知られているこの戦艦三笠。太平洋戦争における戦艦に比べるとサイズはコンパクトですが、甲板上にはぎゅうぎゅうに各パーツが密集していてすごい情報量を楽しめます!
そしてメタルトウゴウは僕らにフィギュアモケイはメタル色になっていだけで抜群のカッコよさと雰囲気を味わえるということを教えてくれます。ぜひハセガワの傑作キットである1/700 戦艦三笠を味わいながら、金属のアニキの魅力を思う存分堪能してください!!! 今日からあなたの身近にあるフィギュアモケイを「メタル」色に染めたくなること間違いなし!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)