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0.15mm幅で、真っ直ぐに/プラモデルをキレイに切断するなら「タミヤ 精密ノコギリ」

▲ノコギリの組み立てキット!

 プラモデルをカットしたい。小さな切断幅で。具体的に言えば0.15mm幅。そして真っ直ぐに。そんな時に役に立ったのがこちら。タミヤ 精密ノコギリⅢ (カット用)~FINE CRAFT SAWS Ⅲ (THICK-BLADED TYPE)~であります。英語呼びだとハイパーカッコいい。

 タミヤ精密ノコギリは3種類あって、Ⅰはカットもスジボリもおまかせ、0.1mm幅の万能タイプ。Ⅱはそれよりも歯の間隔が細かい0.1mm幅のスジボリ用。そして今回紹介するⅢは、切断するのに適した0.15mm幅のカット用です。私はこれらを勝手に、竜馬、隼人、武蔵と呼んでいます。

▲精密ノコギリⅠ(竜馬)の紹介記事。

▲ツインスターの刻印がオシャレ。

 ランナーにくっついたノコギリを外し、柄をパタリと折り畳めば完成。プラモデルみたいじゃないですか。
 柄の部分を3つ折りにすることによって、刃の部分は薄く、且つ持ちて手が厚くなり強度が出ます。このため、ぐにゃぐにゃせずに安定して真っ直ぐ切断できるようになっているんですね。賢い。

▲デザインナイフに取り付ければ完璧。
▲今回の切断目標。

 ハセガワ・1/20グローサーフントの脚部です。接着剤で組み立てたところ、合わせ目に隙間や段差が出来てしまいましてね。合わせ目は消したいんですが、隙間を埋めてヤスリで平すのも何だかそういう気分じゃないし、かといって合わせ目は気になるのです(なんてワガママな奴)。
 そこで、合わせ目を逆に切断してしまえば良いのではという浅はかなアイデアを思いつきます。切断したラインは自動車のボンネットやドアのパネルラインのようなものと(無理矢理)想定して、幅4mm。それを1/20にすると0.2mm。しかし0.2mm幅のノコギリは近所の模型店で売っておらず、その近似値としての0.15mm幅のノコギリが欲しかったというわけなのです。

▲ノコギリの形状は4種類あるので、プラスチックの形状に合わせて使用可能。
▲切れ味もよく、サクサク切断できます。
▲もとも合わせ目だったところということもあり、真っ直ぐ切断できました。
▲塗装するとこんな感じです。

 うまくいきました!手首でノコギリを引くと軸がブレるので、身体を半身で構え、肘で引くというノコギリの基本が大事ですね。しかし、誤魔化しの技術ばかり上手くなってしまうな私……。まぁ楽しかったのでヨシ!

ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。

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