
目を疑いましたよ。マクロスシリーズの戦闘機、バルキリーの機首「だけ」の、しかも笑っちゃうぐらいデカいプラモが誕生したのですから。ガハハ。うふふ。マックスファクトリーから12月発売予定、「PLAMAX MF-51 minimum factory 機首コレクション VF-25F」のサンプルが届いたので、早速組み立てましたよ。ご覧あれ。

手に持ってるのは機首の裏側。これだけでテレビのリモコンよりデカいです。キャノピーもデカい。えっ……デカすぎる。プラモデル界のマクロス級ですわ。1/20スケールの戦闘機、恐るべし……。このままでは「デカい」と言ってるだけで一万字突破するので、今後の文章全ての末尾に「しかもデカい」が省略されてると思ってください。
しかしこの大きさだと、キャノピーや機体表面の、なめらかな流線型の機微がよくわかります。緩やかなパーツの線と線が、弧を描いて面となり、3次元的に複雑な面を構成している様が、大きいからこそよく感じられるます。大きいというだけで、モノの見方が変わって楽しいのです。

その上、主脚も脚収納庫もディテールはマシマシ。完全にデカさの恩恵ですね。






ブースに収まりきらなくて、我が家の階段で撮影しました。全長34センチ!正しさとは!迫力とは!それが何か見せつけてやる(でっけぇわ)。

格納庫のメカニカルなゴチャゴチャ感と、機体裏側のシュっとした未来的パネルラインが最高のアンサンブルを生み出しております。
しかし、機首だけ切り取ったこの姿、まさに望遠レンズで切り取った構図のスナップのような、戦闘機の美味しいところだけを切り取ったような、画期的なプラモと言えましょう。
良い写真はときに、写していなくてもフレームの外に広がる世界を我々に想像させるものです。胴体や翼、ジェットエンジンが見え無いからこそ、その断面の先にあるはずの世界を幻視させてくれて、何だかソワソワ、ワクワクするのです。まるで「サモトラケのニケ」みたいですね。

それに何と言ってもminimum factoryの1/20スケールの人物プラモを脇に置くと本っ当に絵になります。笑顔になります。ふふふ。
そんなデカさと痛快さに笑っちゃうプラモデル、「機首コレ」ですが、来週は付属のシールを貼って完成編といたします。お楽しみに!