

模型雑誌「月刊ホビージャパン」を代表する別冊「ガンダムウェポンズ」。様々なガンプラをテーマに、HJ本誌を飾った数々の作例や、別冊のために作り起こした新規作例で構成されます。その新作はガンプラ40周年を記念としたメモリアルブックとなっています。テーマは「ガンダム」。RX-78-2 ガンダムの他に、G40や横浜のRX-78F00といったガンダム40周年&ガンプラ40周年を通して世の中に登場した「ガンダム」も収録。この1冊でがっちり作り込まれた「ガンダム」のガンプラ16種類を一気に読むことができます。作例も楽しめて、キットカタログ的にも使える楽しい内容です。



ガンダム40周年となった2019年12月に発売された「G40」。賛否両論あるこのデザインも40年というなかで成熟したガンダムをもう一度異なった視点で見てみようというチャレンジだったのかと思います。翌月の2020年にガンプラが40周年となる中で、この新たなデザインの「G40」が40周年の扉を開けるための鍵となって、ガンプラ40周年は開幕したのでした。


マスターグレードを初めて見たのは僕が10〜11歳くらいの時。兄がこれまで見たことがないガンプラの箱を持って帰ってきました。すでにマーキングがされているパーツ、説明書には見たことがないような詳細な解説、高級感ビンビンのパーツたち。箱を開けて見せてもらったガンプラは「絶対に作ってみたい。この箱を部屋に置いておきたい」と小学生の自分に思わせてくれました(そんな衝撃を受けても一度はプラモから離れたのですが、その経験があったからこそ出戻りしたんだと思います)。日本の模型シーンにおいてここまで大きな衝撃はもしかしたらまだないかもしれません。ガンダムにもう一度多くの人が戻ってきて、ガンダムが再び「ガンプラ」で立ち上がったという感動的とも言える立体物。それを開発メンバーの中心人物である川口克己氏、僕たちの川口名人がもう一度作るという記事を手元に置いておきたくないなんて誰が思うでしょうか。HJ本誌の特集でも掲載された作例ではありますが、その存在感は別冊の中でもピカイチ。これから何度も見ていくページになりそうです。川口名人のテキストにも心震えますのでぜひ読んで欲しい記事です。

ガンプラ40周年にガンプラ最高のブランド・パーフェクトグレードのさらなる可能性、まさにパーフェクトグレードの向こう側を目指して生み出された「パーフェクトグレード アンリーシュド」が世に放たれました。このガンプラの作例で本書は締めくくられます。大トリに相応しい存在感。まつおーじ氏と木村直貴氏の2つの異なったアプローチの作例をお楽しみください。

メモリアルや新シリーズの度に様々な要素を盛り込んで生み出されてきた「ガンダム」。そのキットのほとんどが掲載され、HJのモデラーによりキットの魅力を引き出した作例が多数掲載される本書。メモリアルを祝うに相応しい本書であなたの「ガンダム」製作を楽しんでください。