思ったより夢中になってしまった、押し入れの中のプラモ。

 私の押し入れには、ずっと気になっている存在がありました。

 それは一度組んで、いつか完成させようと思っていたプラスチック色のベロキラプトルです。佃煮のようにタッパーに詰め込まれた彼らは、自分たちが主人から忘れ去られた存在だと嘆いていたかもしれませんが、私は時々気にかけていました。やりかけて中断したゲームソフトのデータをどこまで進めて放置しているのかを案外記憶しているように、いつかやろうとしているプラモデルの事は意外と思えているものです。

 平日の仕事終わりの夜など「今から大物を作り始めるのはいささかカロリーが高いな」と感じた時にピッタリなのが小さなプラモデルです。それは小スケールの兵士のフィギュアでもいい。私のベロキラプトルはもう組みあがっていたので、大好きな色塗りに専念できそうです。

 鱗のモールドがビッシリ入った恐竜のプラモデルは、墨入れとドライブラシを楽しむ絶好の機会です。それだけじゃモヤッとした印象になりますが、ツメと目と牙にホワイトを入れてあげると、魂が宿ったかのように輪郭を取り戻します。

 私もnippperを読むようになってからは、面白そうなマテリアル見つけては購入を繰り返し、いつの間にか便利な道具が沢山増えました。ウェザリングカラー、ウェザリングペースト、情景テクスチャーペイント、いつ買ったのか不明の草っぽい粉などなど。このベロキラプトルには土台となる地面もセットになっています。情景テクスチャーペイントを使うチャンス!ああ、使いたい、この土(ダークアース)を。 

 思った以上に情景テクスチャーペイントは凄いマテリアルでした。ジャリっとした茶色のペーストを塗って乾燥させると、まるで本物の土のような質感に。ついでに試そうと思い、ウェザリングペーストのウェットクリアーも少し塗ってあげると地面が潤いました。謎草もパラパラと。いやー!スゴイです、最近のマテリアルは!(興奮)

 そして完成!1/35ベロキラプトル。カナヘビみたいな無難なカラーにしました。図鑑によって恐竜の色は違うので、色遊びの可能性も無限大なのでは?

 力強い後ろ脚がお気に入りポイントです。形成色から大分印象が変わり満足しています。

 小さいサイズのプラモデルは「完成だ!」と言える回数が多くなるのも嬉しいポイントですね。作りかけで箱にしまったままのプラモデルはまだまだ押し入れに残っています。いつか塗ろうと気にかけながらも、週末になれば新しいキットを買い、またストックが増えるのであった。ああ、メビウスの輪から抜け出せなくて。

ミハイル<br><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/Mikhail_Mars" target="_blank">@Mikhail_Mars</a>
ミハイル
@Mikhail_Mars

福島県出身 1990年生まれ 模型を楽しんでいます マスキングが苦手 下のリンクの『火星深青』でブログを執筆していますので、模型に興味がある方は是非見に来てください。